うつ病の治療はどうすればいい?
うつ病の治療には、十分な休養と抗うつ薬による薬物療法が必要よ。
もし、あなたのうつ病の原因に、考え方の偏りなど、ストレスに結びつきやすい性格的な傾向があるならば、精神療法を行うと少し楽になるかもしれないわ。
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うつ病の治療に必要な4つの要素
■うつ病と休養
うつ病って、精神的なストレスと身体的なストレスに長期間さらされることによって脳が疲れてしまって、上手く働かなくなってしまった状態なの。
だからね、うつ病の治療では、十分な休養が一番大切なのよ。
うつ病になりやすい人は、真面目で几帳面で仕事熱心な人が多いの。休むことに強い抵抗を感じたり、罪悪感を持ってしまうのね。
家族や同じ職場の人が休むことを勧めてあげて、安心して休める環境を作ってあげるといいわね。
うつ病の症状が辛い時には、仕事を休職してストレスから物理的に離れることも必要よ。
家事や育児、介護など、家にいても充分な休養がとれないような場合は、入院で一定期間十分に休養できる環境を作ることも必要かもしれないわ。
うつ病から回復するまでには、数か月から1年ほどの長い期間が必要なの。
治療期間中は治療=休養に専念できる環境を確保することが必要ね。
■うつ病と睡眠
うつ病にかかると、ほとんどの場合睡眠のリズムが乱れてしまうの。十分な休養ができなくて、疲労を回復することができない状態になるわ。
休養の期間をいくら設けても、睡眠が充分にとれていなければ、疲労からの回復が遅れてしまって治療が効果的に進まないわ。
だから、治療中は多くの場合、睡眠薬が処方されるのよ。でも、睡眠薬を飲むことに抵抗を感じる人もいるかもしれないわね。
でも安心して、うつ病から回復して、睡眠のリズムが取れるようになれば睡眠薬に頼らなくても眠れるようになるわ。
うつ病から回復するためには、睡眠薬の服用は必要なことなのよ。だから安心して服用しましょう。
■うつ病と薬
うつ病の治療では、休養と睡眠に並んで、薬物療法がとても大切な役割を果たすのよ。
抗うつ薬は、分泌が少なくなった脳内の神経伝達物質の働きを助けて、うつ病の症状を和らげるの。
うつ病の治療は長い期間が必要よ。でもうつ病から回復して、脳内の働きが正常な状態に戻ると、少しずつ抗うつ薬の量を減らしていくことができるわ。
■精神療法
うつ病にかかりやすい人って、自分の事を悪くとらえたり、被害的にもの事を考えやすいの。とてもストレスを抱えやすい考え方をする傾向があるのよね。
認知行動療法という精神療法は、最近うつ病の治療や再発防止に有効だと注目されているわ。
自分の考え方のパターンに気付き、修正していく精神療法で、精神科の病院などで臨床心理士の指導の下行うの。
考え方を変えると、とても楽に生きられるようになるわ。
再発の防止にも有効よ。
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