うつ病の3つの症状とうつ病を疑うときにするべき対処方法
うつ病の症状は、3つに大きく分けることができるわ。
気分の落ち込みなどの精神的な症状と、肩こりなどの身体的な症状、そして身近な人が感じ取ることができる症状よ。
もし、うつ病かもしれないと思った時は、速やかに正しい対処方法を行う必要があるわ。
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■うつ病の精神的な症状
次にあげる症状のいくつかが、24時間絶え間なく感じられて、2週間以上続くときは、うつ病の可能性があるわ。
- 憂鬱な気分、気分が重い
- 楽しいと感じることができない
- 何に関しても興味がわかない
- 寝つきが悪い、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、朝早くに目が覚める、いくら寝ても一日中眠たい
- イライラする
- 焦りを感じ落ち着かない
- 自分が何か悪いことをしていると感じる
- 何をしても自分を責めてしまう
- 頭が上手く働かない
- 物覚えが悪くなった
- 死にたいと考える
■うつ病の身体的な症状
うつ病の初期症状は、意外にも身体的な不調として現れることが多いの。そのせいでうつ病だと気が付くのが遅れてしまって、症状を深刻にしてしまうことがあるのよ。
身体に現れる典型的な症状は次のような症状よ。こんな症状が長く続いてなかなか改善しないときは、うつ病を疑って。
- 食欲がない
- 体がだるいと感じる
- すぐに疲れてしまう
- 性欲を感じない
- 特に原因が無いのに頭痛がする
- しつこい肩こりがなおらない
- 安静にしているのに動悸がする
- 胃がむかむかする
- 便秘になることが増えた
- 原因が無いのにめまいがする
- 口が渇きやすくなった
■身近な人が感じ取れる症状
うつ病は、身近な人が異変に気づいてあげることも大切なの。うつ病にかかっている本人が、辛いことを抱え込んでしまっていることがあるからよ。
家族や職場の仲間に思い当たる症状があったら、うつ病の可能性があるわ。
- 暗い表情をしていることが増えた
- 涙もろくなった
- 反応が鈍くなった
- 落ち着かなくなった
- 物忘れがひどくなった
- 仕事の効率が悪くなった
- お酒の量が増えた
■うつ病を疑うときにするべき対処方法
うつ病を疑う症状が見られたら、とにかくすぐに専門の医療機関を受診して。
うつ病の症状は辛くて、知らず知らずのうちに進行していくの。最近増えている自殺者の多くが、うつ病を患っていたと考えられているわ。
うつ病は速やかに治療することによって、症状は必ず改善されるわ。
うつ病の治療を行う病院は、精神科、心療内科、精神科専門のクリニックなどよ。どのような医療機関を受診したらよいかわからなければ、保健所や精神保健福祉センターに相談してみて。
うつ病って何?
という方はこちらをどうぞ。
うつ病の原因について詳しくはこちらをご覧ください。
辛いうつ病の3つの原因と、うつ病を引き起こすメカニズム - Dr.komakoのおんなのよろず診療所