こんにちは、Dr.komakoです。
インフルエンザは通常の風と違って症状が重篤よ。時には重篤な合併症をおこす可能性があるわ。インフルエンザに感染したら、すぐに病院を受診し、適切な治療を行いましょう。
インフルエンザの症状は?
潜伏期間は?
インフルエンザのウイルスに感染すると、ウイルスは急激に増殖していくわ。感染してから症状が発症するまでには、1日から3日の潜伏期間があるの。潜伏期間中はほとんど症状がなくて、突然急激な発熱などで発症するわ。
診断基準は?
インフルエンザの診断基準は次の通りよ。
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突然の発症
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38℃を超える発熱
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上気道炎症症状
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全身倦怠感などの全身症状
インフルエンザの症状は?
ウイルスに感染してから1日から3日間の潜伏期間を過ぎると、悪寒や頭痛、筋肉痛、関節痛などが先行して起こり、急激に発熱するわ。発症してから1日から3日の間に熱は38℃を超えて上昇していくの。熱は37℃台まで下がったり、38℃を超えて上がったりを繰り返すわ。
発熱に続いて、鼻水が出たり、咳が出たり喉が痛くなったりといった上気道炎の症状が起こるの。
3日を過ぎると、熱はだんだんと治まってくるわ。4日から1週間ほどで体は正常な状態に戻って行くの。時々、咳などの気管支の症状が残ることがあるけれど、これは2次感染を起こしている可能性が高いわ。
インフルエンザのウイルスは、身体にはいってから7日くらいで身体からいなくなっているはずなの。人にうつすのも、感染してから1週間位の間よ。学校や職場に復帰するのは、症状が治まってからもう一日家で様子を見てからにしてね。
A型インフルエンザの特徴は?
A型インフルエンザは、症状が重篤で急激に進行していくことが多いわ。感染力がとても強く、世界的な大流行を起こした型が現在流行しているA型インフルエンザウイルスの原型になっているわ。
合併症をおこす確率も高いの。高齢者は肺炎を起こしやすいわ。乳幼児は痙攣やインフルエンザ脳症に注意が必要よ。
B型インフルエンザの特徴は?
B型のインフルエンザは、A型のように高熱が出ないことがあるの。平熱や微熱で鼻水やのどの痛みだけが起こって普通の風邪だと勘違いしてしまう可能性があるわ。熱が下がるまでにも時間がかかるし、A型よりも長い期間ウイルスが体内にとどまるので、周りの人にうつしてしまう可能性が高いわ。
また、B型インフルエンザは下痢やおう吐などの消化器症状を起こすことも多いの。
例年B型インフルエンザはA型インフルエンザよりも少し遅れて流行することが多いの。A型インフルエンザに罹った人でも、B型インフルエンザにかかる可能性もあるから、注意が必要よ。
C型インフルエンザってなに?
C型インフルエンザは症状が軽くて、一般的な風邪と症状はほとんど変わらないわ。大人がかかることはまれで、かかるのはほとんど乳幼児よ。気管支の症状が強く出る可能性があるから、ぜんそくなど気管支の弱いお子さんは注意が必要ね。
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