こんにちは、Dr.komakoです。
「タバコを吸う人の方が仕事ができるんだよね。タバコを吸うと頭がさえるからだよ。」そんな言葉を聞いたことあるかしら。タバコを吸った方が頭がさえるというのは大きな間違いよ。タバコを吸う方が仕事の効率は悪くなるし、集中力も低下するのよ。
タバコを吸う人の方が仕事ができるって本当!?
タバコを吸う人の方が仕事ができるという誤解
タバコを吸う人の方が仕事ができるという誤解は、タバコを吸った直後の爽快感や集中力が増したような感覚から来ているのよ。
では、タバコを吸う直前はどうだった?
ニコチンはタバコを吸った後30分~40分で血液中の濃度が半分に減ってしまうの。そうすると、ニコチンが切れてイライラして集中力がなくなってしまうの。タバコを吸った後爽快な気持ちになって集中力が増したんじゃなくて、ニコチンを補充したから集中できる状態に戻っただけなのよ。
喫煙者は午前中のパフォーマンスが低い
喫煙者はタバコを何本か吸うことで体内を自分の好みの状態のニコチン濃度に持っていくの。
睡眠中は煙草を吸わないから、朝は体内のニコチン濃度が低いのよ。タバコを吸う人は、午前中は慢性的にニコチン欠乏状態で、集中できなかったり頭がぼーっとして仕事のパフォーマンスが低いの。
タバコは脳を低酸素状態にする
タバコを吸うと、血液中の一酸化炭素濃度が高くなって、酸欠状態になるのよ。脳は、酸欠状態になると途端に働きが鈍るの。タバコを吸った後は知的作業効率が下がるということは、様々な実験で証明されているのよ。
タバコを吸ったらニコチンが補充されて爽快な気分になって集中力が増すと思っているかもしれないけど、実はタバコを吸った後の方が仕事のパフォーマンスが下がるというわけ。
しかも、タバコを吸ってから30分もするとニコチンが切れてイライラしたり集中力が落ちるのだから、喫煙者の方が仕事ができるっていうことはあまり考えられないわね。
喫煙で仕事をさぼっている時間はどれくらい?
今の世の中、仕事中に煙草を吸おうと思ったら、喫煙場所へ移動しなければいけないでしょう?1時間に1回喫煙タイムをとったら、喫煙のためにどれくらいの時間仕事から離れることになるのかしら。
1本煙草を吸うのに5分かかるとして、8時間労働なら40分ね。
タバコを吸う前には集中力を切らし、タバコを吸った後は酸欠のために仕事のパフォーマンスが落ちるわけだから、タバコを吸う人がまともな仕事をしている時間って実際のところどれくらいなのかしら。
この記事を読んで、「俺はタバコを吸っているけれど仕事もできる!失礼だ!」と思っている人は、とてももったいないと思うわ。
だって、「喫煙」という悪条件を自分に課してもなお素晴らしい仕事をしているのなら、タバコを吸わなければもっと仕事のパフォーマンスをあげられるはずなんだから。
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