Dr.komakoのおんなのよろず診療所

komako先生が女性の心と体の不調を解決します。

癖にならないための便秘薬の上手な使い方

こんにちは、Dr.komako です。

 

便秘はできれば薬を使わずに治療したいもの。でもどうしても出なくて苦しい時は便秘薬に頼る必要があるわ。便秘薬に頼りっぱなしにならないために、便秘薬は正しく使ってね。

 

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癖にならないための便秘薬の使い方

便秘薬はどう使う?

便秘で苦しい時はどうしても、効き目の強い薬で一気に出してしまいたくなるわ。でも、便秘薬は使うほど耐性がついて薬の量がどんどん増えて行ってしまうの。腸の機能は便秘薬が増えるほど衰えて行くわ。

 

だから、便秘薬を使うときは効き目の穏やかなものを最小限の量から始めてほしいの。効き目がなければ弱い薬の中で決められた範囲で量を増やして行って、それでも効かなければ少し効き目の強いものに変えるというふうに、段階的に進めてね。

 

理想的な効き目は、夜に飲んで朝に効き目が表れる状態よ。お腹が痛くなったり、下痢になってしまうのは効き目が強すぎる証拠なの。反対に、朝食をしっかり食べてトイレに行っても便意を感じないなら、薬の効果が少し足りないと考えていいわね。

 

ただ、薬は使い続けるものではないということは覚えておいてね。

 

苦しいと気だけ使うようにして、食生活や朝の習慣を見直したり、運動をして蠕動運動が活発に起こるように努力をしてね。

 

komakosensei.hatenablog.com

 

便秘薬とオリゴ糖を併用するのがおすすめ

自力で便通の習慣がつかない、なかなか便秘薬から縁が切れないという人は、便秘薬と一緒にオリゴ糖などの自然に排便を促す効果のある食品をとることをおすすめするわ。

 

薬で一時的に自然なリズムを取り戻しても、いずれ耐性ができて薬の量を増やさなければいけなくなる時が来るわ。でもオリゴ糖などを利用していると、薬の量が増えるのを回避できるし、だんだんと腸の自然な働きが戻ってくるわ。

 

オリゴ糖は小腸で吸収されずそのままの形で大腸に到達するの。大腸の中でオリゴ糖は善玉菌のえさになって乳糖などの有機物に分解されるの。すると調の蠕動運動が高まるのよ。

 

それに、有機物が腸内で増えると腸内環境が酸性に傾いて、善玉菌が働きやすい環境になるの。善玉菌の活躍で腸の動きが活発化して、自然な便通が戻ってくるのよ。

 

オリゴ糖は便秘薬と違って副作用の心配もないから、安心して使い続けることができるわよ。

 

『カイテキオリゴ』

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