ノロウイルスの嘔吐物の処理の仕方

こんにちは、Dr.komakoです。

ノロウイルスの感染が広がる原因に、嘔吐物の処理が不十分だということが挙げられるわ。ノロウイルスに感染した人の嘔吐物は恐ろしい感染源よ。嘔吐物に触れることによって接触感染をおこし、飛び散った嘔吐物の飛沫を吸い込むことによって飛沫感染をおこし、乾燥した嘔吐物が空気中に舞い上がって空気感染が起こるの。このような事態をおこさないように、安全確実にノロウイルスの嘔吐物を処理しましょう。

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ノロウイルスの嘔吐物を処理する人の人数

ノロウイルスの嘔吐物の処理は、必ず一人の人がすべて行うの。たくさんの人で分担したほうが、早く処理できると考えてしまうけれど、早く行う必要もないわ。ノロウイルスの嘔吐物の処理は、時間をかけて菌を確実に不活性化させながら行う必要があるの。処理に複数の人が関わらないのは、感染拡大を必要最小限にとどめる目的もあるわ。

ノロウイルスの嘔吐物を処理するときに必要なもの

マスク
使い捨て手袋
使い捨てエプロン
シューズカバー
次亜塩素酸ナトリウム
2リットルのペットボトル
ペーパータオル（たくさん）
新聞紙（たくさん）
ビニール袋（3枚以上）
30㎝角に切った段ボール（4枚程度）

以上のものを、バケツなどに入れてすぐに使えるように準備しておいてね。

ノロウイルスの嘔吐物を処理する時の服装

ノロウイルスの嘔吐物を処理する人は自分自身の身を守るためにマスク、使い捨て手袋、エプロン、シューズカバーを身に着けてね。

ノロウイルスの嘔吐物処理の手順

マスク・手袋・エプロンを装着する
窓を開ける
2リットルのペットボトルにキャップ10杯の次亜塩素酸ナトリウムを入れ、半分ほどの水を入れてよく混ぜてから、2リットル分の0.1％次亜塩素酸ナトリウム消毒液をつくる
嘔吐物を中心をペーパータオルで完全に覆う
消毒液をまんべんなくかけ、段ボールでペーパータオルを外側から中心部に向かって集め、ビニール袋に入れる
嘔吐物を中心に半径2メートルの範囲を新聞紙で覆い、消毒液をかけて10分間ほうちする
新聞紙を外側から中心に向かって集め、ビニール袋に入れる
消毒液に浸したペーパータオルで床をふく
手袋を裏返しながら外し、ビニール袋に入れる
ますく、エプロンをはずしビニール袋に入れる
手を2回洗い、うがいと洗顔を行う