こんにちは、Dr.komakoです。
甲状腺の病気に悩んでいる人は、実はとても多いの。
でも、甲状腺の病気であるという診断をつけてもらえずに、長年対象療法で症状をごまかしながら過ごしている人も、とても多いの。甲状腺の病気は、見逃されてしまうことが多いのよね。
でも、甲状腺の病気には全人口の20人に一人がかかっているのよ。
あなたの辛い症状は、実は甲状腺の病気が原因なのかもしれないわ。
甲状腺の病気ってなに?あまり知られていないけど、実は20人に一人は甲状腺の病気にかかっています
甲状腺の病気の種類
甲状腺の病気は、病気を引き起こす誘引に注目して分類すると、「機能異常」「炎症」「腫瘍」の3つに分類することができるわ。
甲状腺の機能に異常をきたして起こる病気
- 甲状腺機能亢進症
甲状腺の機能が亢進して起こる病気のほとんどが、バセドウ病よ。
20代~30代の女性に多い病気なの。
甲状腺の機能が亢進すると、常に体は興奮状態になっていて、休息しているときでもスポーツをしているような状態になるわ。
脈拍が早くなって、心臓がドキドキし、血圧が高くなるわ。
常にスポーツをしている状態だから、カロリー消費が多くなって、食べても痩せてしまうわ。バセドウ病になると、筋肉が痩せてきてしまうの。激しいスポーツをしている状態で、筋肉も弱くなるから、体力が落ちて疲れやすくなるわ。
精神的にも、興奮状態になっていて、そわそわしたり、イライラしたりして落ち着きがなくなるの。
そのほかにも、手の震えや脱毛、月経の異常など、様々な症状が起こるわ。
外見上の症状としては、のどのあたりの腫れや、眼球の突出が特徴的よ。
- 甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症で一番多いのが橋本病よ。
橋本病は、ゆっくりと進行していく病気で、初期の段階では、のどのあたりの腫れが起こるだけで、特に目立った症状は出てこないの。
少しずつ、甲状腺のホルモンが作られなくなってしまって、心身ともに元気がなくなって行くのよ。年齢よりも老化が早くなってしまっている感じね。
甲状腺のホルモンが少なくなると、代謝が落ちて体重が増えるわ。代謝によって熱を生産できないから、体が冷えてしまうの。
新陳代謝が落ちて汗をかかなくなったせいで、肌が乾燥して、かさついてくるし、血液の順庵が悪くなるから顔面が蒼白になって肌の色つやも悪くなるわ。
全身にむくみが現れて、顔が腫れぼったくなってしまうわ。舌がむくむとろれつが回らなくなるし、整体や咽頭の粘膜がむくむと、しわがれた声になってしまうの。
甲状腺のホルモンが低下すると、脳の働きが悪くなって、記憶力が低下し、集中力や判断力が低下してくるの。意欲や活気もなくなって、一日中眠たくてぼーっとした感じになるわ。
月経にも異常が出てきて、月経の感覚が長くなったり、量が多くなったりするわ。流産の原因になったり、無月経を引き起こすこともあるわ。
甲状腺の炎症によっておこる病気
亜急性甲状腺炎や、化膿性甲状腺炎が代表的な病気よ。
化膿性甲状腺炎は、とても珍しい病気ね。
亜急性甲状腺炎は、甲状腺がウイルスに感染して炎症を起こす病気よ。高熱や、つばを飲み込んだ時に喉が痛いといった、風邪によく似た症状で発症するの。
風によく似た症状が治まると、一過性に甲状腺の機能が亢進して、バセドウ病によく似た症状が起こるわ。その後、反対に甲状腺のホルモンが不足した状態になって、橋本棒のような状態が1か月ほど続くの。
でも、やがて甲状腺の機能は回復して、元通り、甲状腺のホルモンを正常に作っていくようになるわ。
甲状腺に腫瘍ができる病気
甲状腺の腫瘍には、甲状腺が全体的に腫れてくる単純性びまん性甲状腺腫と、結節のような腫瘍ができるものがあるわ。
甲状腺の腫瘍は、良性のものが多いの。良性の腫瘍は、結節性甲状腺腫と呼ばれるわ。中には、悪性の甲状腺がんが起こることもあるけれど、甲状腺のがんは、他のがんに比べて治りやすいがんよ。
見過ごされてしまう甲状腺の病気
甲状腺の病気は、糖尿病と同じくらい発生率が高いのに、見逃されてしまうことが多いの。それは、症状がゆっくりとあらわれてくるし、他の病気と間違えられやすい症状だからよ。橋本病は特に、老化やうつ病に間違えられてしまうことが多いわ。
甲状腺の症状は、次の病気と間違えられることがとても多いのよ。
- 心臓病
- 高血圧
- 糖尿病
- 更年期障害
このような病気と診断されていて、病気がなかなか改善しない人は、もしかしたら甲状腺の病気なのかもしれないわ。鏡で喉を見てみて。腫れていない?甲状腺の病気では、喉に膨らんだような腫れが起こることが多いわ。当てはまる人は、血液検査で甲状腺ホルモンの濃度を調べてみて。
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