こんにちは、Dr.komakoです。
禁煙のプロセスの中で、準備期は禁煙成功のカギを握るとても大切な時期なの。禁煙の辛い時期を乗り越えるために、心と体、環境をしっかりと整えましょう。
成功できる禁煙方法2:禁煙の準備を整えると禁煙に成功しやすくなる!!禁煙準備期ですべきこと
タバコを吸う環境を変える
禁煙には次の5つのプロセスがあるの。
- 無関心期
- 関心期
- 準備期
- 実行期
- 維持期
今日は準備期のお話よ。関心期の動機づけの方法についてはこの記事を読んでね。
「禁煙しよう!」という気持ちが高まってきたら、禁煙に向けていろいろな準備をしていくの。
まず、タバコを吸う行為に制約を加えましょう。
どこでも吸っていいことにしていた人は、換気扇の下だけにするとか、ベランダに出て吸うとか、吸う場所を制限するの。できるだけ、肩身の狭い状態に追いやって、「煙草を吸うってなんだかみじめ。」だというイメージを頭の中にすり込んでおくのよ。
ただし、本数を制限することはお勧めしないわ。本数を制限すると、かえって1本1本が貴重な存在になってしまって、タバコへの心理的な依存度を高めてしまうの。詳しくはこの記事に書いてあるわ。
喫煙環境を狭めたら、今まで煙草を吸っていた部屋を徹底的に掃除してみるのもいいわよ。部屋の壁やガラス窓を拭いてみると、ヤニで真っ黒になっていることが分かるわ。
あなたの肺の中もそうなっているんだから。ぞっとするでしょ。
灰皿やライターといった、愛着のある禁煙グッズはこの際捨ててしまいましょう。
身体によいことをする
禁煙というとても体に良いことをするのだから、一緒に健康に良いことを始めるといいわよ。健康志向へ気持ちがシフトしたほうが、禁煙へのモチベーションが高まるの。
運動習慣を身に着けておくと、禁煙を始めた時におこる離脱症状のイライラを解消するのに役立つわ。
それに、タバコを吸っている時から運動習慣を身に着けていると、タバコをやめた時に「劇的に息切れしにくくなった!」ということを実感しやすいの。
タバコを吸っているときは、一酸化炭素とヘモグロビンが結合して低酸素状態になっているわ。タバコを吸わないでいるとすぐに低酸素状態は改善され、息切れをおこさなくなるの。
普段の生活ではあまり気が付かないかもしれないけど、運動をしているときは息切れの症状がなくなったことは即効で気が付くから、禁煙のモチベーションが上がるのよ。
禁煙グッズを用意する
禁煙を始めた時に、ニコチンの離脱症状でイライラしたり、どうしても煙草が吸いたくなってしまうの。禁煙の辛い時期はひたすら我慢するんじゃなくて、禁煙グッズでやり過ごすのが合理的な方法じゃないかしら。
私の場合、ニコチンが入っていない「禁煙草」というタバコを吸っていたの。すごくまずかったけど、煙を吸うという行為で禁煙欲求を紛らわしていたの。
今なら、電子タバコがおすすめのアイテムね。火を使わなくても、大量の煙が喉を刺激してくれるから、タバコを吸った感覚を味わうことができるの。もちろん、ニコチンが含まれていないものを選んでね。フレーバーはメントールがおすすめよ。
ニコチンガムやニコチンパッチも効果的な方法よ。こちらは身体のニコチン欲求を抑える効果が高いわ。少量のニコチンを補ってあげるだけで、嘘のように身体のニコチン欲求が抑えられるの。
精神的な依存が強い人は、タバコを吸った気持ちになる電子タバコがおすすめ。禁煙中の離脱症状を楽に乗り切りたいのなら禁煙ガムや禁煙パッチがおすすめ。もちろん、両方使ってもOKよ。
とにかく、禁煙に成功しさえすればいいんだから!
禁煙日を決める
「タバコを吸うってみじめだな。」というイメージがすり込まれ、健康志向が高まり、禁煙を助けてくれるグッズも揃ったら、いよいよ禁煙する日を決めましょう!
あなたのタバコの量が増える時は、どんな時かしら。
お酒を飲んだ時?仕事に没頭しているとき?イライラした時?
タバコを吸いたくなる危険性のある時期はもちろん避けたほうがいいわ。
とくに、お酒の席はとても危険なの。お酒を飲むと脳が依存性の物質を欲しがるの。ニコチンも脳が欲しがる依存物質の一つ。よって気が大きくなってしまっているから、「今日1本吸ったってきっと平気!」って根拠のない自信を持って吸ってしまうことが多いの。
禁煙中にお酒の席に出なければいけないなら、喫煙者のそばに行かないことよ。できるだけ灰皿から遠ざかって煙草を吸いにくい環境をつくって。あえて車で出かけてノンアルコールでその場を楽しむのも良い方法よ。(もちろん、飲酒運転は絶対ダメよ!)
仕事中に吸ってしまう人は、決算月だったり、重要なプロジェクト中に禁煙をするのは辛いかも。時期をずらした方がいいわ。
家族の都合も、気にかけて。テスト期間中とか、受験前にパパやママが禁煙でイライラしていたら子供さんがかわいそうよ。
禁煙はとにかく、成功できそうな環境を整えることが大切。だから、禁煙を始めるタイミングも良く考えてね。
禁煙宣言をする
禁煙日を決めたら、家族や友人、職場の人に「○月○日から禁煙します!応援よろしくお願いします!」と宣言しましょう。
禁煙宣言は、自分への宣言でもあるの。禁煙で一番つらいのが実は心理的な依存への対処なの。禁煙宣言することによって、自分自身のタバコへの未練をすっぱりと断ち切ってしまいましょう。
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