こんにちは、Dr.komakoです。
副交感神経に働きかけるアロマは、自律神経のバランスを整える効果があるの。ストレスを感じているときは交感神経が高まっているわ。リラックスタイムに副交感神経を高めるアロマを使うと、交感神経の高まりが抑えられ、気持ちが穏やかになって行くのよ。
自律神経失調症をアロマで改善する方法
自律神経へのアロマの効果
私たちは視覚や聴覚、味覚などの感覚機能を持っているけれど、その中でも嗅覚はちょっと特殊な存在なの。嗅覚は大脳辺縁系という感情を司っている場所を通って自律神経を調節している視床下部に到達するの。
心地よい香りをかぐと、安らいだ気持ちになるでしょう?嗅覚が大脳辺縁系に働きかけて「心地よい」という感情を呼び起こすの。そして、視床下部に到達して交感神経や副交感神経を働かせるのよ。
また、嗅覚は記憶中枢も刺激するの。心地よい香りは、過去のいい思い出を連れてきてくれるわ。くよくよした気持ちを切り替えるのにもとても効果的ね。
アロマには、交感神経に働きかけるものと、副交感神経を働かせるものがあるの。活力を与えて行動的な気持ちにさせてくれるのが交感神経を働かせるアロマで、気持ちを落ち着かせてリラックスさせてくれるのが副交感神経を働かせるアロマよ。
自律神経失調症の人は、交感神経が働きすぎているから、副交感神経を刺激してくれるアロマを積極的に使うといいわよ。
アロマの効果的な使い方
アロマは、効果的に働く時間帯があるの。午前中は身体が活発に働いているから、アロマの影響を受けにくいの。休養する時間帯を迎える夕方からの方が、自律神経はアロマの影響を受けやすくなるのよ。
仕事が終わって帰宅するときに、アロマスプレーをマスクに一吹きすると、仕事からの緊張を素早くほどいてくれるわ。
アロマバスもおすすめよ。お湯の中に3~5滴のアロマオイルをたらすだけなの。バスルームは閉鎖された空間だから、素早く香りがいきわたるわ。呼吸器や皮膚からもアロマオイルの成分が吸収されて、副交感神経が刺激されるわ。皮膚から吸収されるから、お肌もすべすべになるわね。
睡眠前のリラックスタイムには、アロマディフィユーザーで自然な香りをお部屋中に充満させておくのがおすすめよ。副交感神経が刺激されると、寝つきがよくなるし、睡眠も深くなって睡眠の質も良くなり、翌朝すっきり目覚めることができるわよ。
副交感神経を働かせるアロマたち
ラベンダー
ラベンダーはリラックス効果のあるハーブとして有名ね。ラベンダーは心地よい眠りに導いてくれるの。睡眠導入剤と同等の効果があるという研究結果があるくらいなのよ。ラベンダーは副交感神経を働かせて、気持ちをリラックスさせてくれるだけではなく、筋肉の痛みを和らげたり、免疫機能を高めてくれる効果があるの。
ゼラニウム
ゼラニウムは副交感神経を働かせて、ストレス性の不調を緩和してくれるの。特に、女性ホルモンのバランスを整える効果が高いの。更年期障害を伴う自律神経失調症や、月経不順、PMSに悩む人にはぜひ一度使ってみてほしいわ。
カモミール・ローマン
カモミール・ローマンは心を鎮める効果があるの。中枢神経への刺激を一旦遮断して、ダメージやショック状態をたてなおしてくれるのよ。頭痛など、痛みにもよく効くし、安眠効果もあるの。効果は高いけど効き目は穏やかで、誰でも安心して使うことのできるアロマよ。
ローズ・オットー
ローズ・オットーは「精油の女王」と呼ばれるほど高貴でエレガントな香りが魅力なの。優雅な香りは気持ちの高ぶりを鎮め、傷ついた心を癒してくれるの。女性ホルモンのバランスを整える効果もあるわ。それに、肌の弾力を取り戻してくれ、アンチエイジングにも効果的なの。高価だけど、いざというときに頼ってみたいアロマね。
ネロリ
ネロリはビターオレンジの花の香りなの。柑橘系とフローラル系の両方の香りをバランスよく楽しむことができるわ。心の傷をいやす効果がとても高いの。傷ついた心を深く深くリラックスさせてくれるの。安眠効果もあるわ。ストレスがとても強い時、とてもショックな出来事があった時、力を貸してくれるわよ。
スイートマジョラム
スイートマジョラムはギリシャでは幸福を象徴する植物なの。副交感神経に働きかけ、自律神経の乱れを調節してくれる効果が高いのよ。孤独感を感じていたり、悲しみや不安感を感じているときに、気持ちを落ち着かせてくれるアロマなの。
サンダルウッド
白檀のお香りとして、日本でも昔からおなじみの香りなの。強い緊張や興奮が収まらない時に、気持ちを落ち着かせてくれる効果があるのよ。泌尿器系の不調を伴う自律神経症状に特に効果があるわ。
アロマディフューザー選びに迷ったらこちらの記事を参考にしてください。
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