こんにちは、Dr.komakoです。
自律神経失調症の人にはゆっくりお風呂に入ることをとくにお勧めするわ。入浴はリラックス効果、血行促進効果、副交感神経を働かせる効果、安眠効果など、身体の調子を整える効果がたくさんあるの。ゆっくり湯船につかってオンとオフを切り替えて気分をリフレッシュさせましょう。
自律神経失調症を改善する入浴方法とは?
入浴が体に与える効果
疲労回復
お風呂に入ると体温よりも高いお湯の温度で身体が温められるわ。それに、身体に水圧がかかるでしょう?すると血行が促進されるのよ。血液循環がよくなると、血管に溜まった疲労物質が身体の外に排出されやすくなるの。お風呂にゆっくり入ると疲れが取れるのは疲労物質が取り除かれるためなのよ。
自律神経を整える
身体が温まり、血行が良くなると内臓の働きも良くなるわ。内臓それぞれに分布している自律神経の働きも活性化されて、バランスが整っていくのよ。特に、入浴でリラックスすることのよって副交感神経が働きやすい状態になるの。
免疫機能を高める
入浴で体温が上がると、ヒートショックプロテイン(HSP)という物質が増えるの。ヒートショックプロテインは細胞を修復したり、免疫機能を高めたりする働きがあるのよ。
心肺機能を高める
入浴で身体に水圧がかかると、横隔膜が押し上げられて、肺の容量が少なくなるの。肺に取り込まれる空気が少なくなる分、呼吸数が多くなって、自然と心肺機能が高くなって行くのよ。
リラックスする
人間はじっとしていても重力と闘っているわ。筋肉や関節が重力から解放されるのは、お風呂の浮力が働いているときだけ。お風呂に入ると筋肉の緊張がほぐれて行くのよ。筋肉から脳へ伝えられる刺激も少なくなって、脳もリラックスできるの。体と心って繋がっているのよ。
眠りの質をよくする
眠気は体温ととても深い関係があるの。夜になると身体は自然と体温を下げて眠りにつく準備をするの。つまり、体温が下がると眠たくなるというわけなの。お風呂に入って体温を上げると、自然と体温が下がって行くわ。この体温変化でも、眠気は起こるの。眠りにつこうと思っている30分~1時間前に入浴すると、入浴による体温変化と入眠に移行する体温変化が相乗効果を起こして、眠りにつきやすい状態になるわ。入浴でリラックスすると、副交感神経が働いて眠りやすくなるし、夜中に目が覚めることも少なくなるわ。
自律神経失調症を改善する入浴方法
自律神経失調症を改善するには、自律神経が整うような方法で入浴する必要があるわね。まず一番大切なのは、「心からリラックスすること」よ。
お風呂の温度は、38℃~40℃がいいわ。あまりお湯の温度が高いと、交感神経を刺激してしまうの。ぬるめのお湯に、ゆっくりつかるといいのよ。
一度に長い時間つかるよりも、何度かに分けて入浴する方が体がしっかりと温まるのよ。半身浴がいいといわれているけど、実は肩までしっかりお湯につかったほうがしっかり体が温まるの。
自律神経失調症を改善する入浴方法は次の方法よ。
- コップ一杯の水を飲む
- かけ湯をする
- 10分入浴
- 髪を洗う
- 10分入浴
- 身体を洗う
- 10分入浴
最低でも3回に分けて湯船につかることで、身体の芯までぽかぽかになるわよ。
自律神経失調症にはアロマバスがおすすめ
心からリラックスするためには、湯船につかっている時くらい嫌なことを忘れていたいわよね。そんな時は、アロマバスがおすすめよ。アロマの香りは脳の感情を司る中枢へ作用するの。
ストレスを感じているときは、なかなかストレス源から気持ちを切り離すことができないもの。せっかく湯船につかっても、くよくよ嫌な出来事を考えていては効果が半減よ。アロマの香りでバスルームを満たすことで、自然と安らいだ気持ちに切り替えることができるわ。
アロマバスをするときに注意してほしいのが、使うアロマの質なの。最近は100円均一でもアロマオイルが売っているわ。でも、安いアロマは石油から精製した偽物の香りなの。体に悪い化学物質でできているわ。バスルームでアロマを使うと揮発して呼吸器や肌からもアロマの成分を取り入れることになるの。化学物質でできた偽物の香りはとても危険だわ。
本物のアロマは植物から抽出した安全な成分でできているの。植物が持つ体と心に働きかける物質がバスルームに充満していると、植物の心と体に働きかけるパワーをしっかり取り入れることができるわ。バスソルトを使うと、お肌もすべすべになるし、とても温まるわよ。
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