こんにちは、Dr.komakoです。
自律神経失調症の症状は「全身に現れる症状」「器官に現れる症状」「精神に現れる症状」の3つに分類することができるの。自律神経失調症の症状はとても多彩なのよ。あなたを悩ませている体や心の不調は、自律神経失調症のせいではありませんか?
自律神経失調症の症状|体と心に現れる不調
全身に現れる症状
自律神経失調症の全身の症状は、比較的に初期の段階から起こるの。疲労を感じても健康な人は一晩寝たり休日に休めば回復するわ。でも、自律神経失調症になると、疲れは取れるどころかどんどんひどくなって行くの。
自律神経失調症の前身の症状は、理性を司っている大脳皮質と感情を司る大脳辺縁系の間にひずみが生まれることで、自律神経をコントロールしている視床下部の働きが上手く行かなくなってしまうことで起こるの。
また、更年期障害でホルモンバランスが崩れることによって引き起こされる自律神経失調症の症状も全身に現れるわ。
全身に現れる症状には、次のようなものがあるわ。
- 倦怠感・疲労感
- めまい・立ちくらみ
- 微熱
- 身体のほてりや冷え
- 食欲不振
- 睡眠障害
- 筋肉痛
器官に現れる症状
特定の器官に症状があらわれるのは、交感神経と副交感神経の切り替えが上手く行かないタイプの自律神経失調症なの。自律神経は体中を走っているから、身体のいたるところで次々と不調が起こるわ。
たとえば動悸や胸に圧迫するような苦しさを感じたら、心臓が悪いのではないかと思って病院に行くでしょう?でも、検査をしても心臓には何の問題も見つからないの。原因は、交感神経の働きが強いことによって心拍数が増えたり、血圧が変動したことなの。心臓自体には確かに問題がないから、検査をしても原因が分からないというわけなのよ。
器官に現れる症状には、次のようなものがあるわ。
- 頭痛・片頭痛
- 円形脱毛症・髪が抜けやすい・髪が細くなる
- 目の疲れ・目の渇き・涙目・かすみ目
- 耳鳴り
- 口が渇く・唾液が増える・味覚がおかしい・舌が痛い
- 肩こり
- 息苦しい・呼吸が早い
- 動悸・胸部の圧迫感
- 胃腸の不調・便秘・下痢
- 頻尿・残尿感
- 手足のしびれ
- 手足の冷えやのぼせ
- 生理不順・生殖器のかゆみ・勃起障害
- 皮膚の乾燥・皮膚のかゆみ
精神に現れる症状
自律神経失調症は身体の不調に合わせて精神面の不調があらわれることが多いわ。身体の不調が不安感を増してしまうことや、脳内の神経伝達物質のバランスの乱れ、ホルモンバランスの乱れなど精神症状にはたくさんの原因が複雑に絡まり合って起こると考えられるの。
とくに、自律神経失調症の原因が精神的なストレスである場合、精神症状が強く現れる傾向があるわ。
精神に現れる症状には、次のようなものがあるわ。
- 集中力・記憶力の低下
- 不安感・憂鬱感
- 意欲低下・無気力感
- 情緒不安定
自律神経失調症の症状の現れ方
自律神経失調症の症状は現れ方も特徴があるの。
- 症状の現れ方に個人差がある
- ストレスや性格の影響を受けやすい
- 症状が不安定で一定しない
- 他の病気に間違えられやすい
自律神経は全身に張り巡らされているのでいろいろなところに症状があらわれるわ。その日の体調によって、現れ方が違うの。同じ頭痛の症状でも、ズキズキ痛む人もいれば、キーンとする痛みであるなど、個人差もばらばら。ストレスのかかり具合によっても、症状の現れ方が変わってくるのよ。
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