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Dr.komakoのおんなのよろず診療所

komako先生が女性の心と体の不調を解決します。

自律神経失調症の診断はどうやってつけるの?

自律神経失調症

こんにちは、Dr.komakoです。

 

あなたの身体におこっている不調が自律神経失調症によるものなのかどうかは、問診や様々な検査を行えばわかるわ。ただ、自律神経失調症を視野に入れた検査は内科の病院ではあまり実施していないの。自律神経失調症の診断を受けるためには心療内科を受診しましょう。

 

自律神経失調症の診断はどうやってつけるの?

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問診

どんな病院でも、診察を受けるとまずお医者さんと1対1で話をするわよね。お医者さんの質問に答えて行くことで自分の症状を伝えて行くんだけど、緊張して伝えたいことが上手く伝えられないという人も多いと思うの。

 

病院に行く前に、次の項目について、メモに書いていくといいわよ。

  • どんな症状があるのか
  • 症状があらわれた時期ときっかけになった出来事
  • 症状がいつどんな時に現れるのか
  • 症状があらわれた時の気分
  • 現在治療中の病気と飲んでいる薬
  • 過去に大きな病気や手術をしたことがあるか
  • 女性であれば、妊娠・出産・婦人科手術の有無
  • 月経の状況や月経に気分が影響されるかどうか
  • 普段の生活習慣
  • 性格傾向
  • 子供のころから今までに特別印象に残る出来事があるか
  • 家族に同様の症状の人がいるのか

身体に関することではなくても、とても気になっているようなことがあればお医者さんに伝えておくといいわよ。自律神経失調症はメンタルととても関係が深い病気なの。思いがけないことがその後の治療の手掛かりになる可能性もあるわ。

 

初診だけではなく、問診は治療が終了するまで定期的に行うわ。その中で、お医者さんは家族関係や仕事のことなどプライベートに関係することを聞いてくると思うの。もちろん、言いたくないことを無理して話す必要はないわ。でも、お医者さんがあなたから聞いた話を他の人に漏らすようなことは絶対にないの。だから、安心してお医者さんの質問に答えてね。

 

除外診断

自律神経失調症かどうかを診断するときに、必ず次の2点を確認するの。

 

  1. 全身の倦怠感、めまいといった不定愁訴がみられること
  2. 器質的な疾患や精神障害がないこと

除外診断は、2を確認するための検査よ。血液検査や画像診断などを行って、身体に病気が無いのかを調べるわ。また、うつ病などの病気が原因になっていないかどうかも問診の中で確認していくの。精神疾患が隠れている可能性がある時は、それを確認するための心理テストを行うわ。

 

自律神経機能検査

内科でいろいろな検査をしても異常がないといわれてきたけれど、自律神経の機能を調べる検査をすれば、ちゃんと自律神経の異常の有無を調べることができるのよ。

 

ただ、自律神経の機能を調べる検査にはたくさんの種類があって、いくつかの種類を組み合わせて診断することになるの。また、自律神経の検査で異常が出ないこともあるの。だから、同時に心理検査を行って総合的に判断していくのよ。

 

自律神経機能検査には次のような項目があるの。

 

  • シュロング起立検査:横たわった状態と立ち上がった状態の血圧をそれぞれ調べる。立ち上がった時の血圧が大きく下がっているとき、最高血圧と最低血圧の差が小さくなる時は自律神経機能に異常がある。
  • 立位心電図:横になった状態と立った状態で心電図をとる。立ち上がった時に波形が乱れると自律神経の異常があると考えられる。
  • マイクロバイブレーション:人体の表面にみられる微細な振動(マイクロバイブレーション)を測定し、コンピューターで分析する。
  • 心拍変動検査:心電図の1泊ごとの間隔を解析し交感神経と副交感神経のバランスを見る。
  • 皮膚紋画症の有無:腕の内側などを先のとがったものでこすり、皮膚の状態を見る。自律神経に異常があると、皮膚紋画症(赤くなる。または腫れあがる。)があらわれ跡が消えにくい。
  • 鳥肌反応検査:首筋などに機械的刺激を与え肌の反応を見る。反応の強弱で自律神経の状態を調べる。

心理テスト

自律神経失調症は心理的な要因が深くかかわっているの。そこで、どんな心理的な要因が症状に関係しているのかを心理テストで探って行くの。また、うつ病など精神疾患の鑑別にも心理テストは役に立つわ。

 

心理テストには大まかには次のようなものがあるわ。

 

  • CMI(コーネル・メディカル・インデックス):身体面、精神面、既往症など204の質問で心身全般をチェックする。
  • TMI(東邦大学目録):身体的な自律神経症状を調べる43の項目とCMIから引用した精神症状に関する51の項目を組み合わせた検査で該当するほど自律神経の疑いが濃くなる。
  • SCL(ストレス・チェックリスト):身体症状に関する30の質問に答えストレス状態をチェックする。
  • STCL(ストレス耐性チェックリスト):20の質問に答え、ストレスにっ耐える力の強弱を判定する。
  • Y-G性格検査(矢田部・ギルフォード性格検査):社会適応性・性格安定性・活動性・外交性を調べる。
  • MAS(顕在性不安尺度):不安や恐怖の感じる程度を調べる。
  • MMPI(ミネソタ多面的性格検査):多面的に人格傾向を調べる。
  • PFスタディ(絵画欲求不満テスト):一定の絵に対する反応から人格傾向を把握する。
  • SDS(抑うつ尺度):うつ病との鑑別のために行う。

 

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