うつ病の分類
うつ病は、大きく分けて身体因性うつ病、内因性うつ病、心因性うつ病の3つの種類がにわけることができるわ。
気分が高揚することがある双極性障害や、最近発見された新型のうつ病もあって、典型的なうつ病とは治療方法が少し違ってくるのよ。
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典型的なうつ病の3つの分類
■身体因性うつ病
うつ病の症状があるときは、まず、原因になる身体の病気がないかどうかを調べるのよ。
うつ病の症状が現れる病気には、アルツハイマーや脳梗塞などの脳疾患、甲状腺機能低下症や糖尿病などの内科的な病気があるわ。
副腎皮質ホルモンや降圧剤などの、薬物の副作用にでももうつ病の症状が現れるの。
身体因性のうつ病は、症状を誘発している疾患が改善したり、原因となっている薬物の使用をやめることによって症状は改善するわ。
■内因性うつ病
内因性うつ病は、明らかに特定される原因がなく起こるうつ病よ。多くは自然に発症し、自然に治っていくの。薬への反応も良く、治りやすいうつ病ね。
■心因性うつ病
本人の性格的な要因と環境的な要因が重なって起こるうつ病よ。ほとんどのうつ病がこのタイプだといえるわね。
仕事や家庭でのストレスがかかり続けて、自分の許容範囲を超えた時に発症するの。
風船に空気を入れ続けて、いつか破裂してしまうのと似ているわね。
環境の影響が強いときは、反応性うつ病という病名が付くことがあるわ。
治療が難しいうつ病
■双極性障害
うつ病の中には、躁と呼ばれる、一定の期間気分が高揚した状態と、気分が沈んだ状態を繰り返すものがあるわ。
躁状態では、睡眠をとらなくても元気で活力があるし、とにかくよくしゃべって目まぐるしく動いてとても活動的になり、周りの人を困らせるわ。時には思いもつかない大きな買い物をして、周囲を驚かすことがあるわ。
双極性障害はうつ病とは治療方法が異なっていて、一般的には完治が難しいと言われているの。
いわゆる新型のうつ病
■非定型うつ病
通常うつ病では、常にうつ病の症状に悩まされているわ。
でも、非定型うつ病と呼ばれるうつ病では、仕事のストレスみたいに本人にとって都合が悪い状態になるとうつの症状が現れるけど、買い物や旅行に行くなど良い出来事がある時はうつの症状が全く感じられないという病気ね。
最近のうつ病で増えている症状で、うつで休職しているにもかかわらず旅行などプライベートでは元気に過ごしており、「仮病」と間違えられることがあるわ。
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