こんにちは、Dr.komakoです。
アトピー性皮膚炎の人は、肌バリア機能が低下して肌は乾燥しがちな状態になっていまるわ。だから、普段のお肌のお手入れはとても大切よ。特に化粧水は肌の潤いを保つために最も大切なアイテムね。世の中には、アトピー性皮膚炎や敏感肌用の化粧水が溢れているわ。いいものは確かにあるけれど、原材料をいくら見ても素人が安全な化粧水を選ぶのは大変。それならいっそ、安全な成分を自分で配合して自分専用の化粧水をつくってしまいましょう!
アトピー性皮膚炎のための化粧水の作り方
アトピー性皮膚炎の手作り化粧水のススメ
アトピー性皮膚炎や敏感肌用の化粧水は、世の中にあふれるくらいたくさんあるわ。その中から、信頼できる化粧水を選ぶのはとても大変。「自然派化粧水」と書いていても、ほんの一つ天然成分が配合されていれば、それ以外の成分が化学製品ばかりでできていても、違法表示にはならないの。
アトピー性皮膚炎は肌がとても敏感な状態になっていて、すこしの刺激でも炎症を起こしてしまうから、できれば防腐剤や添加物を使っていない物がいいけれど成分表示を見てもどれが肌に良くない成分なのかわからないわ。
アトピー性皮膚炎は、症状をぶり返してしまうことも多いわ。その日の肌の状態や、体調、季節など、一度自分に合うと思って使っていた化粧水が、ある日突然肌に合わなくなるということもあるの。そうすると、また初めから化粧水探しをはじめなければいけなくなるわ。
手作り化粧品は、肌に本当に必要な成分を2~3種類ほど精製水に溶かして作るの。手作りコスメ専用の100%天然の成分を使うから、添加物や防腐剤を心配する必要ななくなるわ。
成分の濃度は、肌の状態に合わせて薄くすることもできるから、なんだか肌に合わないと思ったら、薄めて使うこともできるわ。
何より、コスパがとてもいいの。セラミドを配合している化粧水は、高価なものが多いわ。セラミドブームのお蔭で安価な製品も出回るようになったけど、そう言うものには注意が必要よ。セラミドはもともと脂溶性で水に溶けないはずなの。安価な製品は界面活性剤を使ってセラミドを水に溶かしている可能性があるの。界面活性剤は、肌に強い刺激を与えて、炎症を起こす原因になるわ。
本当に肌に潤いを届けようと思ったら、化粧水などの水溶性の基礎化粧品は、惜しみなくたっぷりと肌に塗らなくちゃ。高い化粧水だと、どうしても控えめにつけてしまわない?
アトピー性皮膚炎の手作り化粧水の作り方
米セラミド・モイスチャーローション(2週間分50ml)
材料
- 精製水(45ml):ミネラルウォーターでもよいが、軟水を使う。
- 米セラミド粉末(0.05g):米由来セラミドは肌にとても近い成分。水にも溶けやすい。
- リピジュアR1ml:医療用に開発された高機能保湿剤。角質層に浸透し、角質層で水分を内部にとどめる働きをする。
- ハトムギエキス(2.5ml):ヨクイニンエキスが保湿効果を高める。
- アラントイン粉末(0.25g):コンフリーから採れる成分で、肌のターンオーバーを助ける
以上の材料を、100均で売っているプラスチックの化粧水用の容器に入れてよく混ぜるだけよ。
2週間分でも、容器を入れて300円もかからないくらいでできるわよ。プラスチックの容器は、毎回使い捨てにしてね。防腐剤が入っていないから、カビなどの発生が心配になるの。
必ず冷蔵庫で保存してね。使っていて、匂いが変わったらすぐに捨てて新しいものをつくってね。
アトピー性皮膚炎の化粧水の選び方
化粧水をつくるなんて面倒だと思う人は、市販の化粧水の中から自分の肌に合ったものを選びましょう。化粧水選びのポイントは次の通りよ。
- 防腐剤、添加物、界面活性剤が入っていないもの
- 自然の成分で作られているもの
- アトピー性皮膚炎用、敏感肌用のもの
- たくさんの人がつかっていて実績のあるもの
- 合わない化粧水は使わない
- 肌に合う化粧水が見つかったら、肌に不調を感じない限り使い続ける
- 明らかに肌の不調があらわれたら、化粧水を持って皮膚科の先生に相談する(化粧水によるかぶれが原因の炎症かもしれないから)
美容液も手作りがお勧め!
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