こんにちは、Dr.komakoです。
アトピー性皮膚炎の人は肌の角質層が崩れて、バリア機能が低下しているわ。それは、角質層内部の水分が足りなくなっているからよ。アトピー性皮膚炎の人は角質を潤し、角質細胞をつなぎ止めているセラミドが生まれつき少ないの。アトピー性皮膚炎の炎症が落ち着いたら、普段の保湿ケアに美容液を追加して、真皮から肌を修復しましょう。
アトピー性皮膚炎のための美容液の作り方
美容液の働き
健康な肌の角質層をのぞいてみると、角質細胞がレンガを積んだように規則正しく並んでいるわ。角質細胞同士をみたして、レンガを固定しているセメントのような役割をしているのがセラミドよ。アトピー性皮膚炎の人は、生まれつきこのセラミドが少ないの。
肌の保湿の基本は、正しい洗顔で肌表面の汚れを落としてから、化粧水で水分を補い、乳液やクリームで保湿するという3ステップが一般的よ。でも、そこに美容液を足すと肌に必要な栄養分をしっかりと届けることができて、肌は内側からプルプルになるわ。
美容液は高価だし、どのタイミングで使ったらいいのか分からないから使わないという人も多いけど、そんなのもったいないわ。
美容液が高いのは、使われている成分の性能がいいからよ。たとえば、セラミドを肌に届けようと思っても、セラミドを肌の内部に届けるためには、肌の細胞になじみやすい性質をもったセラミドを使わないといけないの。分子が細かい、肌内部にあるセラミドと性質の似ているセラミドは、やはり高価になってしまうわ。
美容液は高価な分、肌の内部に浸透する成分が使われているわ。それに、保湿や美白、エイジングケアといった目的に沿った成分を選りすぐって配合しているから、自分のなりたい肌に合った成分だけを選ぶことができるの。
化粧水は、肌の角質層を水分で満たすわ。化粧水で水分が充分みたされていると、そこに美容液の成分が広がっていきやすくなるの。化粧水は、美容液の通り道を作るためにあるという人もいるくらいよ。
手作り美容液のススメ
アトピー性皮膚炎の人は、保湿効果の高い美容液を選ぶのがおすすめよ。ただ、セラミドやエラスチンを配合した美容液は高価になりがち。それに、世の中にはコスメが溢れすぎて、どの美容液を選べばいいのかわからないわ。
市販のコスメの値段には、化粧品の原材料費以外のものがたくさん含まれているわ。商品の開発費、人件費、宣伝費用など・・・。それに、美容液の成分表示を見ても、どれが危険な成分なのかなんて、私たちには分からないわ。
それなら、安心できる原材料を自分で購入して混ぜ合わせて作っちゃえばいいのよ。驚くほど簡単で、2週間分がワンコインでおつりがくるわよ。
肌のコンディションに合わせて濃度を薄くしたり、欲しい効果の成分を足したり、アレンジもできるわ。
アトピー性皮膚炎用美容液の作り方
では、アトピー性皮膚炎用の美容液をつくってみましょう。
用意するものは、以下の通りよ。これで2週間分の美容液が作れるわ。
- プラスチック製のセラム用容器(100均で買える)20ml用:1個
- 米由来セラミド原末:0.02g
- 精製水または軟水の飲料水:17.5ml
- エラスチン:1ml
- 低分子加水分解コラーゲン原末:0.4g
- ビタミンE誘導体・水溶性:0.12g
米由来セラミド原末とか、エラスチンとか、どこで売ってるのって思うでしょ?全部ネットで購入することができるわ。
0.02gとかどうやって計るのかって思うでしょ?専用の計量スプーンも売ってるわよ。米由来セラミド原末は1g1870円。たった1gだけど、この美容液を50個作ることができるわ。この美容液の米由来セラミド原末の単価は37.4円っていうことになるわね。
ただし、防腐剤が使われていないから、必ず冷蔵庫で保管してね。肌の合わないときは、すぐに使うのをやめてね。使っているうちに変なにおいがしたり、色が変わってきたら使うのをやめて新しいものをつくってね。それと、容器は必ず毎回使い捨てにしてね。
★つくるのが面倒という人には、このシリーズの美容液がお勧め>>★
美容液の通り道、化粧水についての記事はこちら。
スキンケアの基本は洗顔。石けんをつくってみませんか?
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