こんにちは、Dr.komakoです。
ノロウイルス感染を拡大させないためには、トイレ掃除を正しい方法で行い、確実に除菌することが大切よ。間違った方法でトイレ掃除をすると、ノロウイルスをトイレ中に拡散させてしまう可能性もあるのよ。
ノロウイルスの感染を防ぐトイレ掃除の方法
ノロウイルス感染を防ぐトイレ掃除に必要なもの
ノロウイルスは人の糞便に含まれていて、便器や人の手が触れたところにノロウイルスが付着している可能性があるの。掃除道具は、ノロウイルスが付着している可能性の高い便器と、便器以外の周辺環境の掃除用とを分けて用意しましょう。
ノロウイルスは、水中でも乾燥した場所での生存することができるわ。便器を掃除する道具は、使い捨てのものを用意するか、掃除の後にしっかりと消毒を行わないとね。掃除道具がノロウイルスを広げてしまう可能性も考えられるわよ。
トイレ掃除に必要なものは、次の通りよ。
- 柄付きスポンジ:便器のボウルを掃除する。
- 雑巾:便器用と周辺環境用を分ける。
- トイレ用中性洗剤:便器を掃除するときに使う。
- 台所用中性洗剤:便器以外の周辺環境を掃除するときに使う。
- 消毒液:ノロウイルスの汚染が考えられる場所を除菌する。
ノロウイルスに有効な消毒液の作り方
ノロウイルスの除菌に有効なのは、次亜塩素酸ナトリウムよ。難しい名前だけど、ハイターなどの漂白剤なの。漂白剤だから、原液のまま使うと使った場所が白く変色したり、便器を傷めてしまう可能性があるわ。
掃除に使うときは、0.02%に薄めて使うといいわ。500ccのペットボトルに少し水を入れて、ペットボトルのキャップに半分の量の次亜塩素酸ナトリウムを入れてよく混ぜるの。後は、ペットボトルいっぱいまで水を注いでね。これで、ノロウイルスをノックアウトできる消毒液の出来上がりよ。
消毒液は、スプレー容器に入れておくと掃除のときにはとても便利よ。100均で売っているもので充分よ。
次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は、手を荒らしてしまう可能性があるわ。掃除でノロウイルスに感染しないためにも、使い捨ての手袋をつけて掃除をしましょう。次亜塩素酸ナトリウムを噴霧した後は必ず拭き取ってね。そのままにしておくと、変色や変質の原因になるわ。
ノロウイルスが付着している場所の消毒を行う
トイレ掃除を始める前に、ノロウイルスがついている可能性のある場所を消毒しましょう。消毒しないでトイレ掃除を始めてしまうと、雑巾でノロウイルスをあちこちにひろげてしまう可能性があるわ。ノロウイルスがついている可能性の高い場所は次の通りよ。
- 便座
- トイレの蓋
- 水を流すペダルや操作ボタン
- ペーパーホルダー
- 水道の蛇口
- ドアノブ
- 電気のスイッチ
これらの場所に次亜塩素酸ナトリウムを薄めて作った消毒液をスプレーして、トイレットペーパーでふきとってね。一つの場所に、1枚ずつトイレットペーパーを使って捨ててね。使いまわすと、かえってノロウイルスを広げてしまうかもしれないわ。使い終わったトイレットペーパーはトイレに流してね。
便器以外の場所を掃除する
ノロウイルスの除菌が終わったら、まず便器以外の環境を掃除するの。台所用ぜんざいを薄めた水に浸して固く絞った雑巾で、高い場所から低い場所、汚れていない場所から汚れている場所の順番に拭き掃除をしてね。掃除をするときは必ず使い捨ての手袋をして、雑巾は頻繁にゆすいでね。
便器の掃除方法
便器を掃除するときは、便器専用の雑巾や柄付きブラシを用意してね。使い捨てのトイレそーじ用シートを使うのがお勧め。柄付きブラシも、トイレに流せる使い捨てタイプのものがあるわよ。
トイレ掃除用の雑巾を台所用洗剤を薄めた水に浸し、固く絞って、便器の外側、便器のふた、便座などを汚れていないところから汚れている場所の順番に拭き掃除をしていくの。洗浄ノズルも忘れずにね。
便器の中は、ブラシにトイレ用の洗剤をつけて、優しくこすって汚れを落としてね。トイレのふち裏も忘れずにね。
トイレ掃除が終わったら、掃除用具を消毒しましょう。雑巾は0.1%に薄めた次亜塩素酸ナトリウムに浸したあと水洗いしてね。洗濯機で他の衣類と洗ったらいけないわよ。トイレブラシなども消毒液で浸した後、水洗いをして、よく乾燥させてね。
0.1%の次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、500ccのペットボトルにキャップ2杯の次亜塩素酸ナトリウムを入れて水で薄めて作るといいわよ。
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