ニキビ跡の4つの種類と治療法
こんにちは、Dr.komakoです。
ニキビに悩む人の多くは、一緒にニキビ跡にも悩んでいるのではないかしら?
ニキビ跡にはいろいろな種類があるわ。種類によって、自分で治療できるものと病院での治療が必要なものに分かれるのよ。
色素沈着
ニキビが炎症をおこして赤くなった部分に色素が沈着すると、茶色くなることがあるの。
保湿などの適切なケアを行っていると、ターンオーバーを繰り返していずれ自然に治っていくわ。
赤いニキビ跡
ニキビが炎症を起こすと、患部を治すために毛細血管がどんどん増えて広がるの。毛細血管に流れる血液によって、表面上は赤く見えるのよ。
ニキビが治って、保湿などの適切なケアを行っていれば、ターンオーバーを繰り返しながら元の状態に戻っていくわ。
クレーター
ニキビや周辺の組織が強い炎症を起こして、真皮まで破壊されると、その部分のコラーゲンの再生ができなくなってしまうの。コラーゲンの再生ができないと真皮が盛り上がれなくて、その部分がクレーターのようにくぼんでしまうの。
この状態になると、自宅で治すことはできないわ。コラーゲンを注入するレーザー治療や、肌の生まれ変わりを促すピーリング、クレーター部分にヒアルロン酸やコラーゲンを注入するなどの治療法があるけれど、保険適応外なのよね・・・。
しこり
炎症によってダメージを受けた真皮を修復するため、過剰に組織を生成したためにおこる盛り上がりのことよ。この状態になると、自宅で修復することができないわ。
新しいしこりには、ステロイド注入や薬の服用といった、保険適用の治療で治すことができるわ。
それ以外の古いしこりの治療は、レーザー治療やケミカルピーリングが良く効くけれど、保険適応外なの。
ケロイド
同じ場所で重い炎症が繰り返されたことによって、真皮や毛穴が崩壊してしまった非常に深刻なダメージによる瘢痕のことね。
この状態では自宅での治療は不可能よ。皮膚科では、抗アレルギー剤の内服薬が処方されるけど、早期に治療しないと効果が薄くなるわ。ステロイド剤で炎症を抑える方法や、保湿剤で血液凝固を抑える方法もあるわ。
保険適応外だけど、ステロイド剤の注射やレーザー治療、外科治療を行うこともできるわ。
ひどい跡が残っても、お金はかかるけど治すことはできるのよ。
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