こんにちは、Dr.komakoです。
不妊に悩むカップルはとても多いけれど、いざ不妊治療をしようとおもうとなかなか一歩が踏み出せないという人も多いのではないかしら。
不妊の原因には、ホルモンバランスの乱れや子宮や卵巣の機能、生活習慣、年齢など様々なものが考えられるわ。
不妊症チェックシートを使って、不妊の原因を探ってみましょう。
不妊症チェックで不妊の原因を探りましょう~女性編~
ホルモンに関すること
- □月経周期が安定していない
- □月経痛がある
- □排卵期におりものが増えない
- □授乳中ではないのに、乳頭をつまむとおっぱいが染み出る
- □不正出血がある
- □肥満体型である(BMI25.0以上)
- □やせ形体型である(BMI18.5未満)
- □強いストレスを感じている
女性ホルモンのバランスが乱れると、月経周期に問題が出てくるわ。ホルモンバランスが整っていたら、月経周期は安定しているし、月経痛や不正出血などの月経トラブルも少ないはずなの。女性ホルモンの乱れは、強いストレスが原因になることが多いのよ。
授乳中ではないのにおっぱいが出るのは、排卵に問題があるのかもしれないわ。それに、肥満や極度の痩せ体質の人も、排卵に問題を抱える可能性が高くなるわ。
性感染症に関すること
- □おりものが臭う
- □おりものが多い・性状がおかしい
- □性病や性感染症にかかったことがある
性感染症にかかると、おりものが臭ったり、性状や量が変わったりするわ。クラミジア感染症は最近増えている性感染症なの。70%が明らかな症状がないまま菌を持ち続けているわ。
以前かかった性感染症や、症状が無くて気が付かないまま放置している性感染症のせいで、卵管が詰まってしまうことがあるの。卵管が詰まってしまったら、排卵ができなくなって、妊娠ができないわ。
子宮や卵管に関すること
- □人工妊娠中絶の手術をしたことがある
- □子宮や卵巣の病気にかかったことがある
- □痛くて性交ができない
- □生理痛が年々ひどくなってきた
- □経血の量が年々増えてきている
人工妊娠中絶や、子宮筋腫の手術を行うと、手術跡に癒着が起こって卵管の変形や位置異常が起こってしまうことがあるの。すると、卵巣から排出された卵子を再卵管がキャッチできないピックアップ障害や、卵管の閉塞や狭窄が起こってしまうことがあるの。
今現在子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫といった病気を持っている可能性があるわ。性交時に痛みが起こるのは、子宮内膜症の症状よ。生理痛がひどくなったり、経血の量が増えるのも、子宮の病気が原因なのかもしれないわ。子宮の病気は、妊娠を妨げてしまうことがあるのよ。
生活習慣に関すること
- □冷え性
- □アルコールをよく飲む
- □喫煙
生活習慣や嗜好品は、血流に悪い影響を与える可能性があるわ。ホルモンは血流にのって各器官に届けられるの。血行が悪いと、妊娠に必要な女性ホルモンが子宮や卵巣に十分に届かない可能性があるわ。
冷え性の人は、慢性的に血行が悪いの。喫煙も、血行を妨げるし、卵子の質も低下させてしまうわ。飲酒は、性欲の低下を招くのよ。
年齢に関すること
- □35歳以上である
- □40歳以上である
卵子のもとになる細胞は、生まれた時にはすでに女性の体に存在していて、一緒に年を重ねるの。だから、加齢とともに卵子の質は悪くなって、妊娠しにくくなるし、流産の可能性も高くなるの。
卵子の老化は、35歳を境におこって、それに伴って妊娠率も低くなるの。そして、40歳を過ぎると極端に妊娠しにくくなるわ。
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不妊症チェック、男性編と夫婦編はこちらです。
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