こんにちは、Dr.komakoです。
不妊治療をこれから受けようと考えている人は、治療がどんなふうに進んでいくのか不安よね。「どんな検査をするのかしら?」「どんなことを聞かれるのかしら?」「検査は痛いのかしら?」
知らないことばかりだと、不安ばかりがつのって行くわ。
今日は、不妊治療の第一歩、初診で行うことをお伝えするわ。これは、不妊治療を行っている友人の話をもとに書いていくわね。
不妊治療の初診の流れ
問診
病院に行ったら、問診票を渡されるわ。女性だけではなくて、男女それぞれに項目の違った問診票が渡されるの。
女性の問診票には、初潮が始まった年齢など月経に関すること、子宮を含めて今までかかった病気についてが主な内容よ。
男性については、精巣の病気や手術、内科の病気の既往歴についてが多いわ。
問診は、問診票に書かれた内容に沿って質問が行われていくわ。だから、面倒だと思っても問診票は細かく書いたほうがいいわ。あらかじめ大切なことはメモしていくといいわね。
普段から基礎体温をつけている人は、ぜひ初診の時に持って行って。月経周期など、大切なことを調べることができるわ。
初診では、治療についての話をするのも大切だけど、まず妊娠について夫婦の想いをお医者さんに伝えることも必要よ。逆に、夫婦の思いや考えをあまり聞こうとしないで治療を進めることを優先にしているような姿勢のクリニックは、あまりお勧めができないわ。
内診
内診では、お医者さんが直接指を膣に入れ、子宮の変形や固さ、卵巣の腫れなどを調べるの。他にも、子宮頸管や粘液の様子も調べるわ。
検査
子宮がん検診
不妊治療を始める前に、子宮にがん細胞がないかどうかを調べるの。子宮頸がんも子宮体がんも同時に調べるわ。
子宮頸がんは子宮の細胞をこすり取って調べるし、子宮体がんは経膣超音波検診の時に調べることができるわ。
クラミジア検診
子宮頚部の分泌液を採取して、クラミジアに感染していないかどうかを調べるの。クラミジアに感染していても、症状が表に出ず、気がつかないことが多いの。でも、知らないうちに子宮や卵管に炎症を起こし、不妊の原因になることがあるのよ。
経膣超音波検診
膣の中に超音波検査用の器具を挿入して、卵胞や卵巣の様子や子宮の状態を詳しく見て行くの。超音波検診は、初診の時だけ行うのではなく、月経周期に合わせて何度か検査を行うのよ。
血液検査
初診では黄体ホルモンや卵胞ホルモン、プロラクチンなど、各種のホルモンの検査を行うの。血液検査は月経周期に合わせて何度か繰り返し行うわ。
先生からの説明
今日の検査で分かった事
内診の結果や経膣超音波検査など、その日に分かる検査結果について、お医者さんの見解を教えてくれるわ。病理検査が必要な検査など、検査に時間のかかるものは、次回の診察の時に検査結果を教えてくれるわ。
今後の検査の予定について
不妊治療は、たくさんの検査が必要になるの。
経膣超音波検査や血液検査は月経周期に合わせて何度か行う必要があるわ。卵管の検査も必要になってくるわ。
検査を行うのは、女性だけではなくて、男性側も精液を採取して検査を行うの。これも、何度か繰り返し必要になる可能性もあるわ。
治療の種類について
初診で今後の治療方針を決めることは無いわ。不妊の原因はいろいろな検査をしなければ判断ができないからよ。それでも、どんな治療があるのかについては、初診で説明が行われるわ。今後の治療にどんな選択があるのかを聞いておいた方が、不安は軽くなるのではないかしら?
初診の治療費
初診の診療費は、病院によって違うの。検査内容によっても変わってくるわ。検査には、保険適応になるものとならないものがあるわね。
一般的には、1万円から2万円くらいね。少し多めに持っていくと安心かしら。初診の予約を入れる時に、費用について聞いておくと安心ね。
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