こんにちは、Dr.komakoです。
不正出血を経験した女性は多いのではないかしら。月経ではないのに突然出血が合ったらとてもびっくりするわね。
不正出血にはいろいろな原因があって、ほとんどは心配のいらない出血よ。でも、恐ろしい病気が隠れていることもあるのよ。
不正出血の原因と隠れている恐ろしい病気
不正出血とは?
不正出血とは、月経以外の本来出血が起こらないはずの期間に、女性の生殖器官から出血が起こることを言うの。
出血の状態は様々よ。月経と間違えるような鮮やかな血液や、おりものに血が混じったようなもの、茶色いおりもの、といったものが多いわね。
不正出血の原因は?
排卵期出血
月経と月経の間におこる出血で、排卵が原因で起こるの。
排卵時に卵管が傷ついたり、ホルモンバランスの乱れによって子宮内膜の一部がはがれることのよって起こるの。生理的な不正出血で、心配はいらないわ。
着床出血
妊娠出欠とも呼ばれていて、妊娠が成立した時におこる、おめでたい出血よ。受精卵が着床するときに、絨毛が子宮内膜を傷つけることによっておこるの。頻度は50人に1人くらい。出血の量や出血の状態も様々よ。おりものに血が混じったと感じるくらいの人もいれば、「生理が来たのに妊娠してた!」と驚くこともあるわ。
びらん
びらんというのは、子宮の内膜の柔らかい細胞がただれたように見える状態なの。子宮出口にびらんがあると、性交時に出血が起こることがあるの。生理的なもので、心配はいらないわ。
不正出血を起こす病気は?
不正出血は心配のないものが多いけれど、子宮がんでも不正出血が起こるのよ。
子宮体がんは、早期から自覚症状が起こるがんなの。その自覚症状の一つが、不正出血なの。
子宮頸がんでは、性交時の出血が起こることがあるわ。子宮頸がんは自覚症状が少ない病気なの。その数少ない自覚症状が性交時の不正出血なのよ。見逃さないようにしてね。
基礎体温をつけていると、排卵日が分かって、不正出血が排卵期出血だとわかりやすいわ。
でも、子宮がんは命に関わる恐ろしい病気よ。不正出血があったら、婦人科の診察を受けて、怖い病気が隠れていないか診てもらった方がいいわよ。
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