こんにちは、Dr.komakoです。
乳がんは、およそ16人に1人の女性がかかるといわれているの。40代以上になると、発症する確率がたかくなるわ。一番忙しくて、輝いている年代を襲う恐ろしい病気に負けないためには、乳がんをよく知ることが大切よ。
乳がんの気になる症状とは?
乳がんの初期の症状
乳がんは非浸潤癌・浸潤癌・パジェット病の3つの種類に分類されるわ。
乳がんの初期は、非浸潤癌と呼ばれる状態よ。非浸潤癌では、症状は全くないの。まれに、血性の乳頭分泌があるくらいね。
腫瘍はまだとても小さくて、触れることはできないわ。
目に見える症状
乳癌が大きくなると、少しずついろいろな症状があらわれてくるわ。
- しこり:乳がんが5㎜以上の大きさになると、注意深く触ったらしこりを発見することがあるわ。乳がんのしこりは、痛みを伴わないことが多いわ。
- くぼみ:乳がんの腫瘤が皮膚近くにできると、皮膚にくぼみができることがあるわ。時には炎症を起こして赤くはれることがあるの。しこりが無くても、皮膚の表面が赤くなって痛みを伴うことがあるわ。
- びらん:乳頭のびらんは、パジェット病の特徴的な症状よ。初期は、かゆみしか起こらないことがあるから、見過ごされがちなの。乳頭付近の皮膚の異常が長引くようなら、乳腺外来で見てもらった方がいいわ。
- リンパ節の腫れ:乳がんの腫瘍がわきの下や胸骨の近くのリンパ節にできることがあるわ。この癌が大きくなると、リンパ節を圧迫して腕がむくんだり、神経を圧迫してしびれが起こることがあるわ。
- 乳頭分泌:乳がんになると、乳頭からの分泌液が出てくることがあるの。乳頭分泌の90%は良性だから、分泌液があってもあわてないで。乳がんの乳頭分泌は、片側の乳房の一つの穴から出る、血液性の分泌液よ。
痛み
乳がんのしこりは痛みを伴うことは無いわ。ただ、大きくなってくると話は別よ。神経の近くのがんが大きくなると、痛みを起こすことがあるわ。
進行した乳がんの症状
乳がんが進行すると、痛みや炎症、しびれやむくみが起こるわ。
皮膚付近まで大きくなった癌が炎症を起こして赤くなったり痛みを起こしているのは、転移をおこしやすい状態なの。リンパ節付近の癌がリンパ節を圧迫してむくみを起こしていたり、神経を圧迫してしびれを起こしているときも、とても危険な状態よ。
リンパ節に転移したがんは、全身に癌細胞を運んで、乳房から離れた場所に転移していくの。
転移したがんは、転移した臓器で大きくなって、様々な症状を起こしていくわ。骨転移を起こすと腰や肩に痛みを感じ、骨がもろくなって骨折しやすくなるわ。肺に転移すると、せきなどの呼吸症状を起こすし、肝臓に転移すると、食欲不振や黄疸などの症状が起こるの。
乳がんに間違われる良性の病気
しこりや乳頭分泌があっても、あわてないで。良性の事の方が多いのよ。
しこりは乳腺症や繊維腺腫でもできるわ。乳頭分泌は、90%は良性のもので、乳腺症や良性の腫瘍であることが多いのよ。
ただ、悪性だった時のことを考えて、心配な症状がある時は、早く病院で診てもらって。心配し続けるより、早く安心したほうがいいでしょう?
乳がんの早期発見のために
とにかく、乳がんは早期発見がとても大切なの。ステージ0の状態で見つかった癌は100%完治するわ。早期発見には、定期的に婦人科検診を受けることが大切よ。子宮がんも女性にとってはとても怖い病気なの。
乳がんと子宮がんを合わせると、女性の4人に1人がかかるのよ。
他人事だと思わないで、必ず検診を受けるようにしてね。私も、自分の誕生日の月に必ず検診を受けるようにしているのよ。
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