こんにちは、Dr.komakoです。
乳がんは早期発見でかなりの確率で生存率は高くなるの。
その反面、遠くの臓器に転移を起こす、遠隔転移をおこしやすい癌でもあるのよ。
乳癌の進行と生存率
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乳がんの進行の仕方
乳癌は、比較的進行の遅い癌だといわれているわ。
数ミリの癌が1㎝の大きさになるまで、10年くらいかかるといわれているの。
乳癌の進行を表に表わすと、こんなふうになるわ。
■0期~Ⅰ期の乳癌
0期の乳癌は、しこりを触れることができないくらい小さいの。
見つかるとしたら、がん検診で、マンモグラフィーや超音波エコーの検査をした時ね。
このくらいで見つかると、100%完治できるし、治療期間も短くて済むわ。
0期からもう少し時間が経って、2㎝くらいまでの大きさに育っても、癌細胞がリンパ節に転移していない状態を乳癌のⅠ期と呼ぶわ。
Ⅰ期の生存率は、98%で、リンパ節への転移がなければ、完治する確率はとても高いわ。
■Ⅱ期の乳癌
乳癌が2㎝を超えていたり、もう少し小さくてもリンパ節に転移している疑いがある状態を、Ⅱ期と呼ぶわ。
この状態になると、手術後に化学治療や放射線治療が必要になるわ。でも、5年生存率はまだ90%と高い状態なのよ。
■Ⅲ期の乳癌
Ⅲ期になると、乳癌は5㎝以上に育ってしまっていて、リンパ節に転移していたり、胸壁にくっついてしまっていたり、皮膚の表面に顔を出していたりするの。
Ⅲ期になると、5年生存率は急に低くなって、68%まで下がってしまうの。癌の状態によっては治療の選択肢はとても少なくなってしまうことも考えられるわ。
■ⅳ期の乳癌
ⅳ期になると、乳癌は乳房以外の臓器に転移しているの。
乳癌が転移しやすい臓器は、骨、肺、肝臓、脳よ。
ⅳ期の治療では、癌の治療よりも、症状を緩和させて癌と付き合いながら生活の質を上げるための治療が行われるわ。
この時期の生存率は、31%まで下がってしまうの。
■乳癌の進行と乳癌の種類
乳癌の進行度と5年生存率の関係は、数字で表れているよりも実際にはかなりのばらつきがあるわ。
乳癌には、とてもいろいろな種類があるの。種類によっては、とても進行が早いものもあるし、遠隔転移を起こしているⅳ期でも、10年以上普通に生活している人もいるわ。
いずれにしても、乳癌は早い段階で見つけることができれば完治できる病気なの。
でも、女性が乳癌にかかる確率は、とても高いのよ。
16人に1人の確率でかかるとも言われているわ。だから、他人事だと思わないで、自分もかかる病気なのだと思って定期的に検査を受けてほしいの。
私は毎年、自分が生まれた月に婦人科の検診を受けることにしているわ。
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