こんにちは、Dr.komakoです。
便意を催す仕組みって、実は巧妙な自律神経の連係プレーで成り立っているの。そこに、朝食でスイッチを入れてあげることで毎朝の気持ちいいお通じ習慣ができるのよ。
便意が起きる仕組みは自律神経と朝ごはんが鍵!
便意と自律神経
お通じが出る前は必ず「トイレに行きたい!」というお腹からのサインを感じるわよね?前触れもなく出ちゃったら、みんな大変なことになってしまうもの。
このお腹からのサインは「便意」と呼ばれるものよね。では、「便意」はどんな仕組みで起こるのでしょう?
食べ物は胃や腸を通って消化吸収されていくわ。食べ物はやがて便になって直腸にたどり着くの。直腸に便が到達したら、直腸の壁から脳と結腸に「便が到着したよ!」という信号を送るの。
信号を受け取った結腸は、「待ってました!」とばかりに活発に運動してさらに結腸へ向かって便を押し出していくの。
脳からは下腹部に向かって「いきめ!」という命令が下されるわ。そうすると、直腸が収縮して肛門括約筋が緩んで便が外に出て行くの。
肛門という出口が開き、下腹部からの圧と結腸からの圧力で便はするんと外に出て行くのよ。
直腸の壁から信号を送るのが各内臓に張り巡らされている自律神経なの。自律神経がみだると便秘になってしまうのは、腸からの信号のやり取りが上手く行かなくなるからなのよ。
便意と朝食
便意が起こるもう一つの仕組みに、「胃・大腸反射」というものがあるの。食べ物外に入ってきて胃が膨らむと、胃から大腸に「今食べ物が胃に入ってきているよ。もうすぐ大腸へ食べ物が送られていくよ。」という信号を送るの。信号を受け取った大腸は反射的に収縮して、今ある便を直腸へ送り出そうとするの。
「胃・大腸反射」は毎食起こるけど、朝食の後が最も強く働くの。朝は胃が空っぽになっているでしょう?空っぽの胃に食べ物が入った時が最も強烈に「胃・大腸反射」が起こるの。
だから、快適なお通じには朝食が欠かせないのよ。
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