こんにちは、Dr.komakoです。
浣腸は手っ取り早く便秘を解消してくれるけど、使いすぎると悪い影響も出てくるの。浣腸を使う必要があるタイミングの時に、正しい使い方で使ってね。
便秘で浣腸を使う必要がる時ってどんな時?正しい使い方は?
浣腸を使うタイミング
何日も便秘が続くと、腸管が便から水分を吸収していって、どんどん便が固くなってしまうの。固くなった便が直腸に溜まると、コルクの線の様に蓋をしてしまうのよ。
便が蓋をしてしまうと、せっかく大腸が蠕動運動を起こして便を排出しようとしても、便を出せなくなってしまうの。
こうなったら、浣腸で強制的に便を出すしかないわ。
ただし、浣腸って取り扱いは注意が必要よ。浣腸は即効性があって効き目が一過性で下剤のように後からお腹が痛くなる心配もないわ。でも、常習的に使ってしまうと浣腸をしないと便を出せなくなってしまったり、直腸の粘膜が過敏になって便意が日に何度も起こってしまうようになるの。
浣腸を使うのは、薬を使っても排便がない時や、固い便しか出ていなくてお腹に便が溜まって張っているような感じがして苦しい時だけにしてね。
浣腸はあくまでも便秘治療の「奥の手」よ。
正しい浣腸の使い方
便秘薬は薬局に行けば手に入れることができるわ。イチジク浣腸なんか、昔から売っているわよね。
一個一個がイチジクのようなスポイト状になっていて、とても使いやすいの。
浣腸をする手順は次の通りよ。
- 浣腸液をぬるま湯につけて人肌程度に温める
- 便器に座り、深呼吸をしてリラックスをし、肛門付近の筋肉を緩める
- 容器のキャップをとり少しだけ中身を出して容器の先端と肛門付近を濡らす
- 肛門に浣腸を挿入し、薬剤を注入する
- 容器を抜き取った後は最低3分間我慢してから排便する
浣腸をしても便が出なければ、病院で診てもらいましょうね。
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