こんにちは、Dr.komakoです。
卵巣がんは70人に一人がかかる病気で、乳がんに次いで2番目に多い病気なの。
どんな症状が現れるのか、覚えておいてね。
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卵巣がんの症状 サイレントキラーの恐ろしさ
■サイレントキラーと呼ばれるゆえん
卵巣がんは、別名サイレントキラーと呼ばれているのよ。
なぜかというと、卵巣がんは症状が現れないから。
乳がんであればしこりができる、子宮がんであれば不正出血など、がんによっては自覚症状が早くから現れるものがあるわ。
卵巣がんには、そういった初期に現れる症状がないの。
卵巣がんが何かしらの症状を起こすときには、腫瘍がかなり大きくなっていて、他の臓器を圧迫しているときや、腹水が増えてお腹が張ってきたときなの。
ときには、遠隔転移を起こしてほかの臓器のがん症状から発見されることもあるわ。
卵巣がんには進行が早くてリンパ節への転移が多いがんや、化学治療が効きにくいものが多いの。
だから定期的にがん検診を行うことが何よりも大切なのよ。
■卵巣がんの症状
卵巣がんが大きくなってくると、腹水がたまってくることがあるわ。
お腹が張った感じがしたり、ズボンがきつくなったら要注意よ。
胃を圧迫して、食欲はあって胃の調子は悪くないのにすぐに満腹になってしまうこともあるわ。
膀胱を圧迫してくると、トイレが近くなったり、尿が出にくくなることがあるわ。
腹痛や腰痛、骨盤の痛みが起こることもあるの。
こういった症状は、よくあることで片づけてしまいがちよね。
内科の診療所では、胃腸の病気と診断されてしまうこともあるわ。
卵巣がんにかかるということを、他人事だと思わないで、気になる症状があったら婦人科を受診して。
出来れば、CTやMRIの設備が整った、大きな病院がいいわ。
