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卵巣がんの6つの種類

こんにちは、Dr.komakoです。

卵巣がんは、知らないうちに症状が進む恐ろしい病気よ。
卵巣がんには、6つの種類があるの。
卵巣がんは種類によって、進行が速いものや、治りやすいものなど、それぞれ違った性格を持っているわ。

 

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卵巣がんの6つの種類

 

■漿液性腺がん

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卵巣がんの半分以上を占めるがんよ。
このがんは、進行が早くてリンパ節に転移しやすい特徴を持っているの。
35歳~60歳くらいの女性がかかりやすいわ。
卵巣は、左右に二つ付いているけれど、漿液性腺がんは両方の卵巣にできることが多いの。

 

■移行上皮がん


卵巣がんの5~8%を占めるがんよ。30歳から60歳代によく発症するがんね。
漿液性腺がんととても性質がよく似ていて、進行が早くてリンパ節に転移しやすいの。

 

■類内膜腺がん

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20歳~40歳代と、比較的若い世代に発症しやすいがんなの。でも、60歳代でも発症することがあるわ。
卵巣がんの中では、10%くらいの確率で発症するの。
卵巣の子宮内膜症(チョコレート嚢胞)から発症することが多いのよ。
進行はゆっくりで、卵巣がんの中では一番予後がいいわ。

 

■明細胞腺がん

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卵巣がんの25~30%と、卵巣がんの中では2番目に多いがんよ。
明細胞腺がんは、類内膜腺がんと同じで子宮内膜症から発症するの。
ただ、類内膜腺がんと違って、リンパ節転移を起こしやすいの。
化学療法が、効きにくいがんなの。
手術できれいに取り除くことができればいいのだけれど、取り残してしまったら治療はとても困難になるわ。
血栓をおこしやすいから、治療中の肺塞栓など血栓が原因の合併症には注意が必要よ。

 

■粘液性腺がん

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卵巣がんの10~20%を占めるがんだけど、他の場所から転移してきたがんも含まれるの。
閉経後に発症することが多いけど、20歳代や30歳代の若い世代の発症例も結構あるわ。
進行は遅いけれど、化学治療が効きにくいの。
手術でしっかりと取り除けるかどうかで予後が変わってくるわ。

 

■混在型


5つの種類のがんが、いくつか混在していることがあって、混在型と呼ばれているわ。

 

   

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