こんにちは、Dr.komakoです。
不妊に悩む夫婦はとても多くて、10組に1組だとも言われているわ。避妊をしないで性交を定期的に行っていても妊娠しないという状態が、2年以上続いている状態を不妊と定義付けているの。
不妊は、婦人科に相談して適切な指導や治療を受けたほうがいいわ。でも、不妊治療に踏み切るにはまだ早いと感じていたり、まだ踏ん切りがつかないという夫婦も多いと思うの。
自宅で妊娠のためにできることもあるわ。試してみてから、不妊治療をするかどうか決めてもいいかもしれないわね。
妊娠のためにできること
基礎体温をつける
基礎体温は、排卵の有無を調べるために昔から行われている方法よ。
女性の体温は、高温期と低温期に分かれているの。排卵が起こると黄体ホルモンが分泌されて、体温が高くなるわ。もし基礎体温が2層に分かれていないのなら、排卵が起こっていない可能性があるの。無排卵の状態では、妊娠はできないし、自力で治すことは不可能よ。すぐに婦人科で治療を受けましょう。
基礎体温の付け方については、こちらの記事をご覧ください。
排卵を確認する
基礎体温をつけるのが排卵の有無を確かめる確実な方法だけど、毎日つけるのは大変だという人のために、基礎体温以外に排卵の有無を確かめる方法を教えるわ。
排卵検査薬
排卵が起こる15~36時間前に、ヒト黄体形成ホルモンが急激に分泌されるの。排卵検査薬は、ヒト黄体形成ホルモンの尿中濃度の変化を確認するの。スティック状の検査入っているから、大体のタイミングで尿にスティックをさして反応を見るの。陽性反応が出ると、スティックに腺があらわれるわ。腺は、ヒト黄体形成ホルモンの量が多いほど濃くなって、ピーク時に排卵が起こるの。
もっとも妊娠しやすいのは、排卵から2日前なの。だから、スティックにうっすらとでも反応出た時が一番妊娠しやすいタイミングね。
頸管粘液の質と量のチェック
膣の中は細菌や病原菌の侵入を防ぐために酸性になっているの。最近も生息しにくい環境だけど、精子にとっても過酷な環境よ。
でも、女性の身体はとてもうまくできているわ。排卵が起こると頸管粘液というネバネバとしたおりものが分泌されるの。頸管粘液は精子を保護して、子宮まで進んでいくための潤滑剤となるわ。
頸管粘液の量を知っていると、自分の身体が妊娠に向いた環境になっているかどうかが分かるわ。月経直後は分泌量が少なくて、乾いているけれど、徐々に分泌量が増えてやがてネバネバとしてくるの。排卵が起こると、卵の卵白のようにつるつるとした状態になって、指で触ると伸ばすことができるわ。
頸管粘液は、排卵日が近くなったころに清潔な指を膣内に挿入すると自分で状態を確認することができるわ。
子宮頚部の位置の確認
子宮頚部は、月経周期によって確認することができるの。しゃがんだ状態で、清潔な指を挿入し、中指で円柱状の物体を触れることができたら排卵がまだの状態よ。排卵が近付くと、子宮頚部は高い位置に移動して、指で触れることができなくなるわ。この時期は、妊娠しやすい時期よ。
月経期間と経血量を確認する
月経の異常がないかどうかを確認することも大切ね。
- 月経の量が異常に多い
- 月経の量が異常に少ない
- 月経の周期が長い
- 月経の周期が短すぎる
こういった月経異常には、無排卵周期症という状態が隠れている可能性があるの。無排卵になっていなくても、女性ホルモンのバランスが崩れている可能性があるわ。妊娠が成立するのは、いろいろなタイミングが重なる必要があるの。女性ホルモンのバランスが崩れていると、妊娠が成立しにくいわ。
月経異常についての記事です。
月経について不安がある人は、婦人科で診察を受けて、治療が必要なら、治療を受けたほうがいいわ。
妊娠力を高めてくれるサプリメントに関する記事です。
不妊治療についての記事をまとめました。
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