Dr.komakoのおんなのよろず診療所

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生活習慣が乱れるとなぜ自律神経が乱れるのか

こんにちは、Dr.komakoです。

 

自律神経失調症の原因は、ストレスと生活習慣の乱れよ。生活習慣が乱れると、なぜ自律神経まで乱れてしまうのでしょうか。その秘密は、視床下部の働きにあるわ。

 

生活習慣が乱れるとなぜ自律神経が乱れるのか

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キーワードはホメオスタシス

「ホメオスタシス」という言葉を聞いたことがあるかしら?ホメオスタシスは人間の体を常に一定の状態に保つ機能のことを言うの。ホメオスタシスが働いているお蔭で、ホルモンの分泌や免疫機能、体液の濃度や体温など、身体のコンディションに関する機能が一定の状態に維持されているの。

 

たとえば、真夏は外気温が体温を超える暑さになっているわ。暑い日は汗をかいて体温を下げようとするでしょう?汗をかくと喉が渇いて水を飲むわ。これらは全てホメオスタシスが働いて、外気温によって高くなろうとする体温を下げるように働いているのよ。

 

もしもホメオスタシスが働いていなければ、身体は汗をかこうとせず、熱が体の中にこもってしまって熱中症になってしまうわ。

 

視床下部とホメオスタシス

ホメオスタシスをコントロールしているのは脳の視床下部というところなの。視床下部はホルモンの分泌や免疫機能、自律神経の働きを司っているの。自分の管轄下の機能を使って、身体を一定の状態に保つように指令を出しているのよ。

 

暑い日に汗をかいたり、血管を広げて熱を外に逃がそうとするのは、交感神経が血管や汗腺に働きかけているからよ。

 

日中の活動時に交感神経を働かせ、夜間の休養時に副交感神経を働かせるのも、夜間にホルモン分泌を促したり新陳代謝を促進させるのも、全て視床下部によるホメオスタシス機能だと考えていいわ。

 

生活習慣が乱れると・・・

ホメオスタシスが身体の機能をコントロールしているお蔭で、私たちは健康的な生活を送ることができているの。でも不規則な生活習慣を送っていると、本来働くべき時間に副交感神経が働けないようにしたり、睡眠時に分泌されるホルモンが分泌できなかったり、ホメオスタシス機能に反することが起こってしまうの。

 

繰り返し起こるホメオスタシスの不具合は視床下部を混乱させてしまって、自律神経のバランスを崩す原因になってしまうの。ホルモンバランスや免疫機能も乱れ、自律神経がさらに乱れやすくなるといった悪循環に陥ってしまうのよ。

 

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