こんにちは、Dr.komakoです。
肥満に悩む女性に朗報よ。
肥満の原因になるたんぱく質を特定することに、名誉教授らの研究グループが成功したの。
そのタンパク質は「ニューデシン」というのよ。
太らない薬がもうすぐ開発される!?肥満に関わるたんぱく質「ニューデシン」を発見!!
ニューデシンってなに?
ニューデシンというのは、脂肪細胞から分泌されるたんぱく質の一種なの。
人間の体の中でも、日々つくられているのよ。
実験では、遺伝子を壊してニューデシンを作れないようにしたネズミを観察したのね。
遺伝子操作をされたネズミさんは、普通のえさを食べているとどんどん痩せてしまったんですって。
そこで、遺伝子操作をされたネズミに高脂肪のえさを与えたの。
比較する為に、遺伝子操作をしない普通のネズミさんにも、高脂肪のえさを与えたわ。
ふつうのネズミさんは、16週間で体重が41gに増えたんですって。
でも、遺伝子操作をしてニューデシンが作れなくなったネズミさんの体重は32グラムだったそうよ。
もっと調べてみると、ニューデシンを作れないようにされたネズミさんは、交感神経の働きが活発になっていることが分かったの。
交感神経が活発化することで、エネルギー代謝が活性化して余計な脂肪を燃やして体重を減らすのではないか、という結論に達したんだそうよ。
ニューデシンの性質を利用した抗肥満薬の開発が期待されるところね。
抗肥満薬の効果
もし、ニューデシンの抗肥満薬が開発されたら、健康にどんな効果を発揮するかしら?
内臓の病気では、
が改善される可能性があるわ。
体重が減ると、
- 膝や腰の痛み、関節の変形
- 睡眠時無呼吸症候群
- 月経異常
も改善される可能性があるわね。
抗肥満薬の副作用
ニューデシンを利用した抗肥満薬、交感神経を活性化させるというところに私は不安を感じるわ。
自律神経の働きのバランスが崩れると、身体のいろいろな機能が不調になることが考えられるわ。
交感神経の働きが活発になると、血圧が上がるし、不眠がちになるわ。
まだ開発もこれからだから、余計なお世話なのかもしれないけれどね。