こんにちは、Dr.komakoです。
自律神経失調症は心と体の両面から治療を行っていかなければいけないの。たくさんの治療法の中から、自分がしっくり来るなと思える治療法を探して、根気よく続けて行くと、必ず良い方向へ向かっていくはずよ。
自律神経失調症の治療方法のまとめ
自律神経失調症の治療を始める前に
自律神経失調症の治療を始める前に、まず押さえておいてほしいことがあるの。
自律神経失調症の治療は、時間がかかるの。薬を飲んだらすぐに症状が治まるような病気ではなく、自律神経失調症の場合は乱れた自律神経の働きを元に戻さなければいけないの。
自律神経失調症は、自分から病気に向き合って、いろんな方法で自ら病気を治して行かなければいけないわ。自律神経失調症という病気を治すのは、お医者さんでも、薬でもなく、自分自身なんだって言う事をしっかり理解しておいてね。
自律神経失調症の薬物療法
自律神経失調症に使われる薬は、自律神経の乱れから起こる症状を抑える薬と、自律神経の乱れを整える「自律神経調整薬」「自律神経末梢作用薬」、自律神経の乱れの原因である不安感や落ち込みに効く「抗不安薬」「抗うつ薬」などがあるの。
副作用の心配もあるかもしれないけど、お医者さんと相談しながら、納得のいく薬物治療を受けてね。
自律神経失調症には、体全体のバランスを整える効果のある漢方薬も有効よ。
自律神経失調法の心理療法
簡易精神療法
簡易精神療法は、お医者さんとの診察場面で、お医者さんが患者さんの気持ちを受け止め、辛い気持ちを支え、希望が持てるように治療効果を保証するということを繰り返していく治療法よ。
認知行動療法
認知行動療法は、ストレスを抱えやすいとらえ方や考え方のゆがみを修正する治療法なの。自分で、自分の物事のとらえ方や、考え方のパターンに気付き、考え方に幅を持たせたり、違うとらえ方ができるよう訓練していくの。
交流分析
交流分析は、自分自身の分析や、他人とどんなパターンで交流しやすいのかを分析し、問題点を改善していく治療方法よ。
自律訓練法
自律訓練法は、自己暗示をかけることで心身をリラックスさせ、自律神経の働き方を整えて行く治療方法なの。
自律神経失調症を改善する生活習慣
生活リズムを整える
自律神経の働きは、体内時計に影響を受けているの。生活リズムが乱れると、体内時計が乱れ、自律神経にも悪い影響を与えるわ。規則正しい睡眠を軸に、食生活や活動のリズムを整えていきましょう。
バランスのとれた食事をする
栄養のバランスを整えることは、健康管理の基本よ。とくに、自律神経失調症の人は、朝食を必ず食べてほしいの。食事と体内時計は関連し合っているわ。朝食を食べることで、体内時計が乱れにくくなるの。
自律神経失調症の人は、神経を活発にしてくれたり、ストレスを緩和してくれるビタミンやミネラルを積極的に取ってね。
適度な運動を行う
適度な運動は、自律神経の乱れを整えてくれるわ。特に、規則的なリズムを刻みながら行う有酸素運動は副交感神経を刺激してくれる効果があるから、おすすめよ。
数ある運動の中でも、自律神経失調症には、ヨガが徳におすすめ。ヨガは心と体の両方のバランスを整える効果があるの。
その他、様々な治療法
ストレスマネージメント
自律神経失調症は、ストレスが引き金になって起こることが多いの。ストレスを感じるのは、自分の置かれている環境に対するとらえ方に原因があるのかもしれないわ。ストレスを感じないように物事をとらえられるようになるときっと楽になるわ。
音楽療法
音楽の力ってとても大きいの。α波を発生させる1/fゆらぎという要素がたくさんある音楽を自然に聞くことで、気持ちが落ち着いてくるのよ。
入浴
ゆっくりと湯船につかることで体温が上がると、心地よい眠りにつくことができるの。アロマバスで入浴しながら副交感神経を刺激するとなお効果的よ。
アロマ
嗅覚刺激は直接感情に働きかけるの。気持ちを落ち着かせ、副交感神経の働きを活発化させるアロマでお部屋を満たすと、ストレスを緩和させることができるわ。
自分に合った治療法を見つけて、前向きに病気に立ち向かえば、きっと症状は改善していくわよ。希望を持って、治療を進めてね。
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