Dr.komakoのおんなのよろず診療所

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自律神経失調症とまぎらわしい心の病気

こんにちは、Dr.komakoです。

 

うつ病の初期に身体的な不調を訴えることがあって、症状が自律神経失調症とよく似ているの。大変まぎらわしく、自律神経失調症と診断されていても後からうつ病に診断名が変更されることもあるのよ。

 

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自律神経失調症とまぎらわしい心の病気

うつ病

うつ病の初期には精神的な不調よりも身体的な不調を感じることが多いの。うつ病でよく現れる身体症状には次のようなものがあるわ。

  • 食欲低下
  • 頭痛
  • 疲労感
  • 不眠
  • 胸部圧迫感
  • 息苦しさ

うつ病では、これらの身体症状とあわせて、抑うつ感や興味の減退、焦燥感、集中力や思考力の低下といった精神症状があらわれるの。

 

注意したいのは、「仮面うつ病」よ。仮面うつ病は身体症状が前面に現れて、精神症状が隠れてしまっているの。患者さん本人が身体的な不調しか訴えないので、自律神経失調症と診断され、うつ病の治療が遅れてしまうことがあるの。

 

うつ病について、詳しくは次の記事をご覧ください。

komakosensei.hatenablog.com

 

不安神経症

不安神経症は、明らかな理由がないのに、または理由があってもそれに不釣り合いなほど過度に不安を訴える病気よ。不安感は消えることが無く、慢性的に続くの。

 

不安感に加えて、次のような身体症状が起こるの。

  • 筋肉の緊張
  • 肩や首のコリ
  • 頭痛
  • 震え
  • 動悸
  • 息苦しさ
  • めまい
  • 下痢
  • 頻尿
  • 疲労感
  • 不眠

これらの身体症状は自律神経失調症と共通していてとてもまぎらわしいわ。でも、不安神経症は抗不安薬を飲むことによって症状が回復するわ。

心気神経症

心気神経症は、「自分がなにか重大な病気にかかっているのではないか」と思い込んでしまう病気なの。なにかにどきどきとした体験が引き金で、「心臓の病気なのでは?」と不安になってしまうと、ちょっとした動悸でも不安感が強まってしまうの。そうすると、さらに動悸がひどくなってしまうとう悪循環に陥ってしまうの。病院にいって検査を受けて、異常がないといわれても納得することができないの。

 

心気神経症で訴える症状は自律神経失調症の症状とよくにているの。まぎらわしい症状は次のような症状よ。

 

  • 動悸
  • 息切れ
  • 胸部圧迫感
  • 頭痛
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 肩こり
  • 手足のしびれ
  • 便秘や下痢

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