こんにちは、Dr.komakoです。
花粉症に効くといわれているお茶はたくさんあるわね。効果があるかどうかは、飲んでみないとわからないわ。お友達に効果があったとしても、自分に効果があるとは限らないしね。人それぞれ体質があり、効果の現れ方がちがうの。味の好みもあるわ。どのお茶が効くのかは、客観的に効果を比較して、最終的には直感で選ぶしかなさそう。今日は、数あるお茶の中でも「なたまめ茶」について調べてみました。
花粉症に効くお茶｜なたまめ茶の効果は？
なたまめってなに？
なたまめは、漢字で書くと「刀豆」。その名の通り、鞘は中国の青龍刀のような形をしているの。
マメ科のつる性の一年草で、温暖な地域での栽培に向いているわ。鞘は30㎝～40㎝にもなるの。成長力おおせいで、青々としたつるや葉が美しく、白い花は可憐で、実はユーモラスな形なの。緑のカーテンとしても人気があるみたいよ。
なたまめにはシロナタマメ、アカナタマメ、タチナタマメの3つの種類があるの。タチナタマメはジャックと豆の木のモデルになった植物よ。
なたまめは食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富でとても健康的な野菜なの。最近になってお茶や歯磨き粉として製品化されて注目を集めているけれど、実は漢方の原料として古くから使われてきたのよ。
花粉症に効くなたまめの成分はなに？
なたまめにはカナバニンという成分が含まれているの。カナバニンはなたまめから発見されたアミノ酸の一種なの。
カナバニンの一番の効果は排膿効果よ。身体の内部に溜まった膿を外に出してくれるわ。だから歯周病や口の粘つき、蓄膿症の改善になたまめ茶は効果があるみたいね。
排膿効果の他には、炎症を抑える効果があるの。花粉症による鼻づまりは、鼻の粘膜の炎症が原因で起こるわ。カナバニンの抗炎症作用で、鼻づまりを改善することができるわね。
また、カナバニンには血行を良くする効果があるの。血行が良いと細胞に効率よく栄養が供給されるわ。花粉症のシーズンはつい鼻や目をこすってしまって粘膜の細胞を傷つけてしまうわ。粘膜が傷ついていると症状が強く出やすいの。血行を良くすることで鼻や目の粘膜を早く修復できるのはうれしいわね。
なたまめ茶には、カナバニンの他にコンカナバニンAという成分が入っているの。コンカナバニンAは免疫力を高めてくれるのよ。花粉症は、免疫機能が間違って働いてしまうことで起こるの。コンカナバニンAで免疫機能を高めることは、花粉症に強くなるような体質改善につながるわ。
おすすめのなたまめ茶は？
なたまめは、熱帯アジアや熱帯アフリカが原産の植物なの。温かい気温の場所を好むから、日本で栽培に向いている地域は九州地方になるわ。お茶は素材の成分を抽出するから、国産の有機栽培のものが安心ね。
特に日本の中で栽培に適しているのは鹿児島県じゃないかしら。鹿児島県はもともと海底だったから、土壌は海のミネラルが豊富なの。その上に、桜島の火山灰が降り積もっているから、薩摩地方のシラス台地はミネラルが豊富な肥沃な大地なの。60㎏もの重たい桜島大根が育つのも、シラス台地の土壌だからよ。ほかの地方で桜島大根を育てても、それほど大きくはならないんですって。
なたまめも、薩摩地方で育つと他の地方よりもびっくりするくらい大きく育つわ。人が食品の栄養素の取り方によって栄養状態が変わってくるように、栄養状態のよい土壌で育ったなたまめは他の地方のなたまめに比べて栄養成分が豊富なの。
薩摩地方で取れたなたまめで作ったなたまめ茶はこちらです。
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