■更年期障害の症状 3つの辛い症状とは
更年期障害の症状は大きく分けて3つあるわ。
更年期障害の症状には、自律神経症状、精神症状、その他の症状があるのよ。
それぞれ、どんな症状が、解説するわね。
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■自律神経症状
更年期障害になると、女性ホルモンが減少します。
すると、脳が反応して女性ホルモンを補おうとするの。その時に、女性ホルモンの働きをを司る視床下部が刺激されます。
視床下部は自律神経の働きをコントロールする場所でもあるの。だから、視床下部の働きが乱れると、自律神経の働きも乱れてしまって自律神経症状が出現するわ。
自律神経は、交感神経と副交感神経がお互いにバランスよく働くことで、心臓の拍動や内臓の動きなどを自律的に動かしているの。
交感神経は主に興奮した時に働いて、副交感神経はリラックスした状態の時に働くわ。
自律神経が乱れると、心臓の拍動や血液循環に障害が起こるの。そうすると、ホットフラッシュなどの血管運動障害や動悸が起こるわ。
頭痛や耳鳴りも起こりやすくなるし、交感神経が夜も元気に働いていると不眠にも悩まされるわ。
自律神経の乱れって、本当に厄介ね。
自律神経症状の主な症状は次の通りです。
- 血管運動障害:ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり),発汗,冷え症
- 睡眠障害
- 動悸
- 頭痛
- 耳鳴り
■精神症状
更年期障害になるとエストロゲンという女性ホルモンが減少するの。
エストロゲンって、別名「幸せホルモン」っていうのよ。
エストロゲンには、気持ちを明るくしたり、気持ちを穏やかにする作用があるわ。エストロゲンの減少すると、精神面にも影響がでてくるの。
更年期である45歳~55歳って、子供の独立や親の介護、夫の定年など、自分を取り巻く環境の変化が目まぐるしくて、ストレスを抱えがちよね。
ストレスは大脳の感情を司る部分に大きな影響を与えるわ。
ただでさえ精神的に不安定になりやすいのに、自律神経などの身体的な負担がかさなると、精神症状が現れるのも当然の事ね。
更年期障害で起こる精神症状には、主に次のようなものがあります。
・憂鬱
・情緒不安定
・意欲低下
・不安感
・記憶力減退
■その他の症状
自律神経をコントロールしている視床下部のあるところは脳幹部と呼ばれているわ。視床下部への影響が脳幹部にも影響を及ぼして、いろいろな身体的症状を起こすの。
運動神経が影響を受けると、肩こりや筋肉痛など体の不調が現れるわ。
知覚神経が影響を受けると、皮膚の渇きなどが起こるわね。
更年期障害の症状で、自律神経症状にも精神症状にも分類できない症状は次のようなものがあります。
・運動器官障害:肩こり・関節痛・腰痛・筋肉痛
・消化器症状:腹痛・食欲不振・悪心・嘔吐・下痢
・その他:疲れやすさ・口の渇き・皮膚のかゆみ
これらの症状に思い当たることがあったら、お医者さんに相談してみましょう。
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