■更年期障害の診断
更年期障害の診断って、どこに相談してどうやってつけてもらうのか、分からなくて困っている人はいない？
それに、病院に行くって、不安でしょう？
今日は、更年期障害の診察はどんなふうに進むのか、お話しするわね。
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更年期障害を疑うときは婦人科で診察を行います。診察では、問診や、各種検査を行うのよ。
■更年期障害の問診
婦人科へ行くと、まず受付のお姉さんが問診票を渡してくれるわ。
問診票には、主症状・初潮の年齢・出産歴・最終月経の開始日・本人の病歴・両親の病歴・服薬の有無・生活習慣などの記入欄があるわ。
面倒だけど、ちゃんと正しい情報を記入してね。
診察室では、問診票に基づいて質問が行われるんだから。
お医者さんの前に行くと緊張してしまう人も多いんじゃないかしら？
更年期障害の症状で特に気になっていることなど、お医者さんに伝えたい内容をあらかじめメモしておくと、診察がスムーズに進むわよ。
あと、更年期障害はメンタル面のケアも大切。
お医者さんとの相性って、治療効果に影響を与えるのよね。
このお医者さん、信用できないわって思ったら、遠慮せずに病院をかえたらいいわ。
■更年期障害の内診
問診が終わったら、内診が行われるわ。
出産経験のある人はまだいいけど、無い女性はなかなか勇気がいるわよね。
緊張すると、膣内が固くなって痛い思いをするかもしれないから、深呼吸してリラックスしてね。
内診では、膣内の潤いの状態、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫の有無を調べるの。
更年期になり卵巣の機能が低下すると、膣内の分泌が少なくなるの。膣内の潤いの状態を調べるのは、卵巣の状態を診察するためよ。
子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣膿腫の検査をするのは、それらの病気が原因で更年期障害に似た症状が起こることがあって、鑑別診断が必要だからよ。
■細胞検査
内診に続いて細胞を切り取り、細胞検査が行われるわ。
細胞をとる時にちょっとだけ、ちくっとするけど一瞬で終わるから大丈夫よ。
細胞検査は子宮がんの有無を調べるために行うの。
更年期障害と直接関係ないけど、大切なことよ。
更年期に限らず、子宮がんは罹患率が高くて、女性の死亡原因の上位を占めているわ。
だから、婦人科の検診では必ずと言っていいほど子宮がんの検査を行うの。
更年期を迎える年齢になると、子宮体がんの発症率も高くなってくるわ。
この機会に、ちゃんと検査を受けてね。
■乳房検査
乳房検査は、更年期障害とは直接関係ないし、必ず行うわけではないけれど、検査する設備があるなら、この機会にぜひ受けておくことをお勧めするわ。
乳房検査では乳がんの検査を行うの。
乳がんは女性の死亡原因としては胃がんに次いで多い病気よ。
どうせ検査するなら、信頼性の高いマンモグラフィーや超音波エコーでの乳がん検診を受けてね。
■血液検査
血液検査では、血液中のホルモン量を測定して、更年期障害の確定診断を行うの。
更年期障害の診断では血液検査が大変重要よ。エストロゲンの減少によって増える卵胞刺激ホルモンの量を調べて更年期障害かどうかを判断するの。
■骨密度検査
更年期になり女性ホルモンが減少すると、骨密度が減り、骨粗しょう症になる危険性が高くなるわ。
骨密度が減ると、腰椎圧迫骨折など、思わぬ怪我を起こすことがあるの。
だから、病院によっては更年期障害の検査に合わせて骨密度の検査を行うところがあるわ。
■心理検査
更年期障害では、抑うつや情緒不安定などの精神症状が起こることがあるわ。
だから、気の利いた病院では心理検査を行って、精神状態の検査を行うところもあるわね。
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