■うつ病とは
うつ病は、とてもつらい病気です。
心だけではなく、身体にも症状があらわれてくるわ。
うつ病っていう病気は、どうして起こるのかしら?
うつ病って、どうやって治したらいいのかしら?
身近な人がうつ病にかかったら、どうしたらいいのかしら?
そんなうつ病についての疑問にお答えするわね。
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■うつ病ってなに?
うつ病っていうのは、ストレスなどが原因で、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質の働きが悪くなる病気よ。
■うつ病の症状
うつ病になると、気分の落ち込み・興味や関心が湧かない・眠れない・落ち着かない・自信がなくなる・思考力の低下・死にたくなるなどの自覚症状が現れるわ。
それに、気分的なことばかりではなくて、体の不調を感じることもあるの。うつ病で感じる身体症状には、食欲不振・倦怠感・肩こり・動悸・胃部不快感・便秘・口渇・性欲減退などがあるわ。
周囲から見ても、表情が暗い・涙もろい・反応が鈍い・落ち着かない・お酒の量が増えたなど、いつもと違った様子を感じることがあるわね。
■うつ病の原因
うつ病と診断される人は、近年急激に増えてきているわ。その原因の一つは、近年の社会環境や経済状況の影響からくるストレスの増加よね。うつ病は精神的ストレスと身体的ストレスが長期間重なることによって引き起こされることが多いと言われているわ。
それに加えて、うつ病の解釈の仕方が広くなってきているということも考えられるわね。
■うつ病の種類
うつ病には様々な種類があるわ。多くは身体因性・内因性・心因性に分けられるの。でもその中でも様々な分類があって、有効な治療法がそれによって変わってくるわ。
うつ病が増えてきた原因のもう一つに、うつ病という病気が社会に周知され、病院を受診して「うつ病」と診断される機会が増えたことが挙げられるわ。
最近増えている自殺者の多くがうつ病を患っていたと考えらるの。うつ病と思われる自覚症状を感じたり、周囲がいつもと違うと感じたら、すぐに心療内科などの医療機関を受診して、適切な治療を受けてほしいの。
■うつ病の治療
うつ病の治療には、抗鬱剤や精神安定剤などの薬物療法がるわ。ほかには、うつ病になりやすい考え方を変えて行くための精神療法や認知行動療法、カウンセリングなど様々な方法があるわね。
典型的なうつ病には薬物療法がとても効果的ね。薬物療法と休養によって大体のうつ病の症状はは改善されていくわ。うつ病が再発しないためには、環境の調整や、うつ病になりやすい傾向を改善するための治療が行われるわ。