こんにちは、Dr.komakoです。
MERS監視対象者が日本に入国していることが分かったりと、MERSが日本に上陸する危険性が日に日に高まっているわ。
今のところ、韓国内での感染は、医療機関だけだといわれているけれど、家庭内での感染が疑われるという話も聞こえてきているし、増え続ける監視対象者を政府は把握しきれていないわ。
わたしは、日本にMERSが上陸する可能性は高いと思っていて、今から心の準備をしておく必要があると思っているの。
2009年に大流行した新型インフルエンザ(当初は豚インフルエンザと言われていたわね)は、日本上陸を水際で止めるために、空港などの検疫に血眼になったわ。でも、あとになって、実はもっと以前にすでに日本に上陸していたということが分かったわ。
韓国はお隣の国で、仕事でも、プライベートでも、とてもたくさんの人の出入りがあるのだもの、すでに日本に上陸している可能性だって、否定できないわ。
MERSが日本に上陸したらとるべき4つの行動
冷静に現状を把握すること
とにかく、パニックにならないことが大切なの。
ニュースを見て、常に最新の正しい情報を持つことが大切よ。どこでどれくらい感染が広がっているのかを知っていると、やみくもに行動制限をする必要はなくなるわ。
韓国で感染が発覚した当初のように、完全に医療機関だけで感染がとどまっているときは、うがいや手洗いを徹底するくらいで、普段の生活に何ら制限を設ける必要はないのよ。
MERSコロナウイルスについての知識を持つこと
MERSウイルスの性質を知っていると、やみくもに恐れる必要はないということが分かるわ。
MERSウイルスは、感染力がとても弱いの。韓国でこんなにたくさんの隔離対象者が出ている割には、流行の範囲は広がっていないでしょう?
ただし、死亡率はとても高いの。中東では40%の致死率だといわれていたわ。
ただ、感染者数と死亡率は、反比例する傾向があるわ。韓国の感染者数と死亡者数を見てみると、致死率は下がってきていると思われるわ。
MERSコロナウイルスについては、詳しくは下の記事を見て下さい。
感染リスクの高い人は特に注意すること
MERSは感染力が弱いわ。感染するのは、身体の弱い人や、感染に弱い人よ。
- 高齢者
- 乳幼児
- 糖尿病
- 慢性肺疾患
- 免疫不全
- その他基礎疾患を持っている人
感染しやすい上に、重症化しやすいの。心当たりのある人は、徹底した感染予防を心がけて。
正しい予防対策をとること
MERSは飛沫感染もしくは接触感染だと考えられているわ。
だから、飛沫感染と接触感染の予防を徹底してね。
- うがい
- 手洗い
- マスク
この3つは、特に重要よ。うがいと手洗いは、しつこいくらいにマメにしたほうがいいわ。
うがいは、3回行うの。
1回目は、口に水を含んで、ブクブクと口の中の汚れを落とすうがい。
2回目と3回目は、喉の奥のウイルスを洗い流すように、15秒間喉の奥までうがいをするの。
手洗いは、石けんをしっかりと泡立てて、詰めの間や、指の谷間、親指の付け根、手首までしっかりと洗ってね。「ハッピーバースデー」の歌を2回歌うくらいの長さがいいといわれているわよ。
ウイルスは、手から感染することが多いわ。電車やバスから降りたら手洗いをするのが理想的よ。時間が無ければ、携帯用アルコール消毒液でもいいわ。
ウイルスは、鼻やのどの粘膜だけではなくて、目からも感染するのよ。手を洗うまでは、目や鼻をこすらないように気を付けて。目をこする癖がある人は、ダテメガネをつけているのもいい方法ね。
マスクは、ワイヤー部分を鼻にしっかりを添わせて、隙間ができないようにしてから、下に引っ張って、顎までしっかり覆ってね。息苦しいからと言って、鼻を外したりしてはダメよ。
マスクのヒダは、下を向くようにね。ヒダが上に向いていると、中にウイルスが入り込むわよ。
マスクは、安いものでも構わないから、毎日新しいものに代えて。
ティーツリーのような、抗ウイルス効果のある精油を、マスクの端に1滴たらしておくのも効果的よ。