禁煙すると太るというのは事実!それでも禁煙を勧める理由
こんにちは、Dr.komakoです。
「禁煙すると太るから禁煙したくてもできない。」タバコを吸う女性がよく口にする言葉よね。禁煙すると太るのは避けて通れない事実よ。でも、いつまでも美しくありたいと願うなら、今すぐにでも禁煙するべきよ。
禁煙すると太るというのは事実!それでも禁煙を勧める理由
禁煙すると太るのはなぜ?
代謝量が減る
代謝というのは、身体の中のエネルギーを燃やすことよ。代謝が多いほど食べ物から得たエネルギーを消費するから、太りにくくなるの。
ニコチンの代謝にはとてもエネルギーが必要になるのよ。禁煙をすると、当然ニコチンの代謝に使われていた代謝量が減るわ。ニコチンの代謝に使われていたカロリーが体に残ってしまうから体重が増えてしまうの。
自ら毒を飲んで、その解毒のために代謝量を増やしていたのだから、そんな病的な代謝は無い方がいいのよ。
腸内環境の変化
腸の中には善玉菌と悪玉菌、どちらの性質にも変わることができる日和見菌がいるの。禁煙すると、日和見菌の一種である「プロテオバクテリア」と「バクテロイデス」という菌が増えるの。
「プロテオバクテリア」も「バクテロイデス」も消化吸収能力能力に優れているの。禁煙することによって消化吸収能力が向上し、同じものを食べても禁煙してからの方がしっかりと腸内で栄養を吸収できるようになるのよ。
消化吸収できる分、腸内でカロリーを吸収する量が増えて体重が増えるの。
消化器の機能が改善する
機能がよくなるのは、腸だけではないわ。タバコを吸うと血流が悪くなるのは知っている?タバコを吸っていると内臓は慢性的に酸欠状態になるの。
胃も同じように酸欠状態になるわ。すると、胃粘膜の機能が低下してしまうの。
禁煙すると、胃への血流が復活し、胃粘膜が正常になるから、消化吸収能力がよくなるわ。いつも胸やけを感じていた人も、いつの間にか胸やけが治って食欲が戻ってくるの。
食欲が改善されるし、消化吸収能力も高くなるから、エネルギー摂取量や吸収量が増えてしまうのよ。
間食が増える
禁煙して間もない間はどうしても「口さみしい」状態なるわ。口さみしさを紛らわすために、アメやガムを口にする機会が増えてしまうの。
小さなキャンデー一つでも、40分ウォーキングをしないと帳消しにならないくらいのカロリーがあるの。間食は上手にしないと太ってしまう原因になるわね。
味覚が改善される
禁煙して最初に「良かった!」と思うことは、「食べ物がおいしくなる。」という事よ。
タバコを吸っていると、口の中にはタールの膜ができるわ。味やにおいを感じる器官をタールが蓋をしてしまうの。
禁煙すると、タールの膜がだんだん剥がれて、本来の味覚や嗅覚が戻ってくるの。
ご飯がおいしいと、つい食べ過ぎてしまうのよね。これも、禁煙で太る原因になってしまうわ。
それでも禁煙を勧める理由は?
喫煙が肌に与える影響
タバコを吸うと、身体の中に酸化物質が溜まるのよ。酸化物質ができると、それを取り除くためにビタミンCが大量に消費されるわ。ビタミンCはコラーゲンの合成に関わるの。ビタミンCが足りなくなると肌がコラーゲン不足になって張りを失ってしまうわ。
肌に残った酸化物質は細胞を老化させていくわ。皮膚の結合組織を破壊して、深い皺をつくってしまうの。
それに、タバコを吸うと細胞は酸欠状態になるわ。皮膚の細胞も活力を失ってしまうし、血流が悪くなって顔色が悪くなるの。老け顔の原因になる目の下のクマをつくってしまうわよ。
タバコに含まれているタールは肌を黒くくすませてしまうの。
タバコを吸っていると、「スモーカーズフェイス」という独特の老けた顔になってしまうのよ。
喫煙が歯に与える影響
タバコを吸っていると、口の中の細胞も酸欠状態になって免疫機能が低下し、歯周病にかかりやすくなるの。歯茎の色も悪くなるわ。
タールは歯に沈着して、歯の色をくすませてしまうの。
茶色い歯と、くすんだ歯茎、歯周病で悪くなった歯並びで、素敵な笑顔が作れるのかしら。
喫煙が心肺機能に与える影響
タバコは心肺機能を低下させていくわ。タバコを吸い続けていると、ちょっとしたことで息切れをおこしやすくなってしまうの。疲れやすくなるから、動くのが億劫になってしまうわ。
タバコを吸っていると、だんだんと身体の動きが鈍くなってしまうわ。重たい体を引きずっている姿って、すごく老けて見えるわよね。
血色が悪くて、いつもクマがあるハリのない肌、笑うと茶色い歯がのぞいて、いつもけだるそうな人って、魅力的に見えないわよ。
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