こんにちは、Dr.komakoです。
ノロウイルスの潜伏期間中や、症状が治まった後のウイルス排出期間中は、自分自身がノロウイルスの感染を拡大させてしまう可能性があるわ。集団感染の原因になってしまわないように、注意が必要な期間を覚えておきましょう。
ノロウイルスの潜伏期間は?ウイルスの排出期間は?
ノロウイルスの潜伏期間
ノロウイルスの潜伏期間は12時間~72時間よ。ただし、健康な人の中にはウイルスに感染しても症状があらわれない人もいるの。ノロウイルスの感染力は非常に強力よ。もし家族や同じ職場の仲間、一緒に遊んだ友達など接触した人がノロウイルスに感染したら、自分も感染したと考えたほうがいいわ。
ノロウイルスのウイルス排出期間
ノロウイルスの下痢やおう吐などの症状は、大体2~3日でおさまるわ。症状が治まった後もノロウイルスはとても長い間体にとどまっているの。症状が治まった後10日間はウイルスを排出し続けるのよ。
ノロウイルスに感染したら、症状が治まってから2週間は自分がウイルスを排出していると思っていてね。
潜伏期間中やウイルス排出期間中に注意すること
ノロウイルスは非常に感染力の強い病気よ。ウイルスがいるのは、糞便やおう吐物の中よ。ノロウイルスに感染した人は、いつも以上にトイレの後の手洗いを徹底して行ってね。
特に、子どもは大人の10倍多くウイルスを排出することが分かっているの。お子さんがノロウイルスに感染した時は注意してね。
食品を取り扱っている人は、ノロウイルスの感染後2週間は直接食品を取り扱わない方がいいわ。
感染源になりやすいのが、トイレの手洗い場の蛇口やドアの取っ手よ。次亜塩素酸を薄めた消毒液のスプレーを常備しておくといいわね。次亜塩素酸は、500ミリリットルのペットボトルの水にキャップ2杯の次亜塩素酸を入れて薄めて使うの。すぐに揮発してしまうから、長い時間作り置きしておくと効果が薄くなってしまうわ。できれば毎日新しい次亜塩素酸の消毒液を作ってね。
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