こんにちは、Dr.komakoです。
一度花粉症になってしまうと、毎年必ず症状に悩まされることになるわ。花粉症予防はマスクやメガネで花粉を防ぐ方法を思い浮かべるわよね。でもその前に、生活習慣を改善して、花粉に負けない体をつくると症状が軽くなるわよ。
花粉症は体質改善で予防しましょう!
体質を改善すると花粉症が軽くなる理由
人間の身体には身体の外から入り込んできた細菌などの外敵を排除する「免疫機能」が備わっているの。花粉症は、本来外敵ではない花粉に対して免疫機能が働くことで鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状が起こるの。
つまり、免疫機能の乱れが花粉症の原因なの。
アレルギー体質は遺伝的な要因が大きいわ。でも、遺伝だけでアレルギーが発症するわけではないの。体内環境の乱れが免疫機能に悪影響を及ぼしているのよ。
体内環境が乱れるのは、長年続けていたよくない生活習慣の積み重ねに原因があるわ。でも、生活習慣を正すのは、お金や手間をかけなくても、自分の心がけ次第でできるわ。
正しい生活習慣を送って免疫機能が乱れやすい体質を改善すれば、花粉症だけではなく、風邪などの感染症にもかかりにくくなるし、生活習慣病も予防することができるわ。
生活リズムを整える
健康的な方向に体質を改善するには、生活リズムを整える必要があるわ。夜決まった時間に寝て、決まった時間に起きて朝日を浴びるという習慣は、健康には絶対に欠かせないの。
睡眠中にはいろいろなホルモンが分泌されていて、日中の疲れを取り除いて体や脳のメンテナンスを行っているのよ。睡眠がこの重要な役割を果たすためには、睡眠の深さや、眠る時間帯がとても大切なの。いつもバラバラな時間に眠っていたり、日によって睡眠時間にばらつきがある、日ごろからあまり寝ないという人は、疲れがたまって免疫機能が乱れやすいのよ。
睡眠習慣を整えるには、寝る時間だけではなく、食事の時間や日中の過ごし方にも注意が必要よ。食事や日中活動は自律神経の働きに影響を及ぼすわ。自律神経の乱れは睡眠にも悪い影響を与えるのよ。
疲労やストレスをためない
肉体的な疲労は免疫機能を衰えさせてしまうわ。疲れている時って、風邪にかかりやすかったり、体調を崩しやすくなるでしょう?
精神的な疲労、ストレスも免疫機能を衰えさせてしまうのよ。ストレスは交感神経を刺激して、血行を悪くしてしまうわ。睡眠にも悪い影響を与えて、肉体疲労に結びついてしまうの。
花粉症にかかる人が、地方に住んでいる人よりも都心部に住んでいる人の方が多いのは、都心部に住んでいる人の方がストレスが多いのが原因だとも言われているの。
ストレスって、万病の素なのよ。
和食中心の食事を心がける
日本人の花粉症患者さんは、近年になって急激に増えているの。この原因は、食生活の欧米化によるものではないかと考えられているわ。
揚げ物やファストフードによって質の悪い脂質を体に取り入れていると、活性酸素がたまって細胞が老化していくの。細胞の老化は免疫機能の乱れに結びついていくのよ。
日本人の蛋白源は、昔は魚や大豆が中心だったの。魚は免疫機能を高めるDHAやEPAの宝庫よ。大豆も活性酸素を除去して免疫機能を高める効果があるわ。それに、本来日本人は野菜を良く食べる民族なの。野菜には免疫機能を高め、細胞を強くするβカロテンなど、身体の機能を整えるビタミンやミネラル類が豊富に含まれているわ。
人間の身体は食べたもので作られているの。食事はお腹を満たすだけではだめなのよ。
身体を温める
身体の冷えは免疫機能を低下させるの。35度台の低体温の人にがん患者さんが多いのは、がん細胞の好む温度が35度台なのと、低体温では免疫機能が十分に働かないせいなのよ。
お風呂にはゆっくりと時間をかけてつかるようにして、食事はできるだけ温かいものを食べてね。生姜など、身体を温めてくれる食品をできるだけ取るように心がけてみて。
適度に運動する
適度な運動は、ストレスの発散になるわ。適度な疲労は快適な睡眠にもいいわね。運動で筋肉をつけると、低体温も改善されるわ。
禁煙する
煙草を吸うと血流が阻害されてしまうの。細胞に十分に血液がいきわたらなくなってしまって、症状を悪化させるのよ。煙草を吸うと、活性酸素が増えて細胞が老化してしまうわ。
アルコールを控える
アルコールは血管を拡張させるから、鼻づまりの症状を悪化させてしまうの。鼻づまりのひどい人は花粉の季節はお酒を飲むのを控えたほうがいいわ。それに、過度の飲酒は眠りを浅くしてしまって、疲労を招いてしまうわ。
花粉症の時期にどうしてもお酒を飲まなければいけないのなら、ポリフェノールを含む赤ワインがいいかな。
スポンサードリンク
あなたにおすすめの記事