ニキビの重症度と治療法
こんにちは、Dr.komakoです。
ニキビには、いくつかの種類があるって知ってる?ニキビは種類によって、重症度が変わってくるのよ。
面皰
男性ホルモンであるテストステロンの影響によって、皮脂は過剰に分泌されるわ。角栓ができやすくなって、毛穴に皮脂が詰まりやすい状態になってしまうの。面皰っていうのは、テストステロンの影響をうけて、角栓に皮脂が詰まった状態のことを言うの。
表面上は毛穴が詰まっただけだから、変化に気付かないのよ。でも、詰った毛穴の中で着実にニキビができる準備が進められているわ。この時期のケアは、自宅で適切な洗顔とスキンケアを徹底して行うことね。
白ニキビ
白ニキビは、角栓によって詰まった毛穴に皮脂がたまっている状態よ。肌表面には、白いぷつっとした盛り上がりができるわ。この状態は、アクネ菌がまだ皮脂内にはいないから、炎症は起こっていないわ。この状態で治療を行うと、比較的はやく確実になおすことができるわ。
この時期に皮膚科に行くと、肌の表面を針で付いて穴を開けて、アクネプッシャーで皮脂を外に押し出す治療を行うわ。この方法を真似して、自宅でやってはだめよ。細菌に感染して、ニキビを悪化させる心配があるわ。
この時期に自宅でできるケア方法は、適切な洗顔と適切なスキンケアを行って肌を清潔に保つことね。
黒ニキビ
http://www.real-beautycare.com/wp/
白ニキビにアクネ菌が増殖した状態よ。面皰内に収まりきらなくなった皮脂が肌表面に顔を出して、酸化して黒くなっているの。この時期は、皮膚科では毛穴のつまりを取り除く効果のあるディフィリンゲルや、ピーリング効果のあるサルチル酸ワセリンという塗り薬が処方されるわ。白ニキビと同じように針で穴を開けて、アクネプッシャーで皮脂を絞り出すこともあるわね。
自宅で行えるケアは、白ニキビと同様に適切な洗顔と適切なスキンケアよ。黒ニキビの状態は、非常にデリケートで、炎症を起こしやすくなっているの。触ったり、こすったりして刺激を与えてはいけないわ。
この時期までは自宅でのケアでニキビを改善することができるわ。ニキビケア専用の基礎化粧品を使って、丁寧にケアしてね。
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赤ニキビ
黒ニキビがさらに進んで、炎症が起こった状態よ。
アクネ菌が増殖すると、炎症を起こしやすい遊離脂肪酸というものが増えてくるの。過剰な免疫反応を起こして炎症を助長させる好中球走化性因子やサイトカイン、マトリックスメタロプロテアーゼという物質も増殖し、炎症を起こしてしまうの。
ニキビは赤くはれ上がり、熱や痛みを持ってくるわ。この状態になると、皮膚科では抗生物質が処方されるわ。自宅での対処法は化粧水で炎症を抑えることくらいだけど、劇的な効果は期待できないわね。
膿を持ったニキビ
ニキビの中に黄色ブドウ菌が繁殖して、膿を持った状態よ。痛みがひどく、どんどん悪化していく可能性があるから、すぐに皮膚科で治療して。
この時期にニキビに刺激を与えてつぶしてしまうと、肌にクレーターのような跡が残ってしまうの。皮膚科では、抗生物質の服用を処方されるわ。また、炎症がひどい場合には、患部にステロイド剤の注射を打つことがあるわね。
この時期は自宅でケアを行うことは不可能よ。皮膚科で適切な治療を受けましょう。
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