甲状腺の働きと甲状腺ホルモン

こんにちは、Dr.komakoです。

甲状腺の病気は、20人に一人の人がかかっているの。でも、他の病気に間違えられていたり、単なる体調の変化だと軽く見られて放置されていることが多い病気なの。

ところで、そもそも甲状腺はどう言った働きをする臓器なのかしら？

甲状腺のホルモンって、どんな働きをしているのかしら？

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甲状腺は、首の前方の、喉仏のすぐ下に有るの。健康な状態では、親指を2本並べたくらいの大きさよ。重さは18ｇで厚さはほんの数ミリ、蝶々が羽を広げたような形で、気管を抱き込むように貼りついているの。

甲状腺は、小さくて平たくて柔らかくて、しかも筋肉に覆われているから、普段は喉を触ってもどこにあるのか分からないわ。

甲状腺に異常が起こると、固くなって腫れてくるから、手で触れても分かるようになるわ。甲状腺の病気になると、目に見えて腫れてくるのが分かるわ。

甲状腺はホルモンを分泌する役割を持つ内分泌系の器官よ。

甲状腺ホルモンを作り出して、必要な量を分泌し、使わない分を貯蔵しているの。

働いている内容はとてもシンプルだけど、身体にとっては欠かすことのできない贈位なのよ。甲状腺から分泌されるホルモンがあるからこそ、新陳代謝が活発になったり、身体の機能がスムーズに動いているの。

食物から摂取した栄養素を体が利用しやすいように分解・合成してエネルギーに変える働きを代謝と呼ぶの。甲状腺ホルモンは、代謝の働きをコントロールしているのよ。

甲状腺ホルモンには、子供の生長や発育を調節する働きがあるの。胎児期や成長期に甲状腺ホルモンが不足すると、知能や精神機能の発達が障害されたり、身体の生長が遅れたりするわ。

熱を生み出して、体温を一定に保つ働きをしているの。甲状腺ホルモンが足りなくなると、低体温になって、寒がりになるわよ。

甲状腺ホルモンは、交感神経を刺激するの。だから、甲状腺ホルモンが一定の量で保たれていないと、交感神経の働きが高ぶったり、弱くなったりするわ。自律神経の乱れは、身体にとても多くの影響を及ぼすのよ。