こんにちは、Dr.komakoです。
アルコール依存症になりやすい人は、似たような性格傾向を持っているといわれているの。
あなたはどれかのタイプに当てはまるかしら?
アルコール依存症と性格 お酒におぼれやすい5つのタイプとは
がんばりタイプ
自分の内面の不安や抑うつ感、空虚な気持ちを否認して、必要以上に頑張る過剰適応型の性格傾向よ。お酒を飲まなければ腰が低くて、働き者で、一生懸命仕事に打ち込む人よ。アルコール依存症の人には、仕事中毒の人も多いわ。
つっぱりタイプ
自分の依存欲求を否認している人に多いの。「私の事には口出ししないで。」といったタイプね。独立心が強くて、過度に自分の力を誇示することが多いわ。自分の弱いところを人に上手く見せたり、甘えたりすることが苦手なタイプよ。
高望みタイプ
今の自分の能力を否認している人に多いわ。自分の弱さやみじめさを認めたくなくて、「自分の実力は本当はもっとすごいはず。」という妄想を抱きやすいの。それで、実力以上のことに挑戦して挫折し、傷つくことが多いわ。
割り切りタイプ
世の中には、正義か悪か、白か黒かしかないと思っているような人よ。
人はみんな曖昧で流動的なのに、そこを理解することができないの。
当然、世の中の価値観と自分の価値観にずれが生じるわ。対人関係にぎこちなさを感じることが多いタイプよ。
惚れこみタイプ
割り切りタイプで、世の中が真っ白に見えているようなタイプの人が多いわ。
「この人がいい」と思ったら何があっても良く見えてしまうの。
当然人はいい所ばかりではないわ。ひとたび悪いところに気が付くと、今度は相手のすべてが真っ黒に見えてしまって、極端に否認したり攻撃したりするわ。当然周りの人は理解できなくてとまどってしまうわ。
このような性格傾向が社会生活を送るうえでストレスを抱えやすい原因になって、アルコールに頼る原因になるわ。
でも、悪いところばかりではないわ。
アルコール依存症の性格傾向は、治療を進めるうえでプラスに働くこともあるの。
がんばりタイプやつっぱりタイプの人がひとたび断酒を始めると、なにがなんでも頑張ろうとするわ。
高望みタイプの人は、断酒という高い目標を胸に、断酒を続けられることもあるわ。
いいか悪いかは向かっていく方向やもたらした結果、そこへ行く過程によって変わってくるものなのかもしれないわね。
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