アトピー性皮膚炎|皮膚のかゆみの対処法
こんにちは、Dr.komakoです。
アトピー性皮膚炎は強いかゆみが特徴的な症状よ。でも、皮膚をかいてしまうと傷つけて炎症を起こしてしまい、症状を悪化させてしまうわ。アトピー性皮膚炎の症状が出ていなくても、何らかの肌の刺激によってかゆみがおこり、かいてしまったことが再発のきっかけになることもあります。
アトピー性皮膚炎|皮膚のかゆみの対処法
アトピー性皮膚炎のかゆみの悪循環
アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症やヒスタミンの発生によって皮膚に強いかゆみが生じるの。
かゆいからと言って皮膚を掻いてしまうと、皮膚の表面を傷つけてしまうわ。傷ついた皮膚は炎症を起こして、さらにかゆみを増してしまうわ。傷ついた皮膚から細菌が入って感染症を引き起こしてしまう可能性だってあるわ。
強いかゆみは、ストレスになるわ。ストレスを感じると、つい特にかゆくなくても肌をかいてしまうことがあるの。するとまたさらに皮膚に傷がついて炎症がひどくなってしまうの。これは、アトピー性皮膚炎のかゆみの悪循環と呼ばれているわ。
アトピー性皮膚炎と掻き癖
アトピー性皮膚炎の患者さんは、強いかゆみに長期間さらされてきたから、どうしても掻き癖がついてしまっているの。とくにかゆみを感じていなくても、ストレスを感じると特定の場所をかいてしまうということは、多いのよ。
アトピー性皮膚炎の症状が特定の場所ばかり悪くなったり、他の場所はよくなっているのに特定の場所だけ良くならない、ストレスを感じているときはアトピー性皮膚炎が悪化するということがある人は、普段の行動に気を付けてみて。もしかしたら、無意識にその場所をかいてしまっていない?
アトピー性皮膚炎の皮膚のかゆみの対処法
アトピー性皮膚炎の人は、爪をできるだけ短く切っておきましょう。爪が短いとつい掻いてしまった時でも、皮膚へのダメージが少なくて済むわ。
炎症が起こってかゆくて仕方がない時は、そこに保冷剤を貼りつけたり、冷却効果のある保湿外用薬を使って冷やすといいわよ。冷やすと過敏になっている神経の働きや、血行が抑えられてかゆみが広がるのを防いでくれるわ。
適度に体を動かしたり、何かに熱中してかゆいことから一時的に意識を離すのも効果的な方法ね。
髪が顔にかからないようにしたり、レースなど肌に刺激の与えるものを避けるのも効果があるわ。肌に直接触れる衣類は特に、コットン素材などの自然素材で、清潔なものを選んだ方がいいわ。柔軟剤はいい香りがして素敵だけど、肌の刺激になることがあるの。衣類を洗濯する洗剤も、自然素材のものを選びましょう。
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