こんにちは、Dr.komakoです。
良性発作性頭位めまい症というのは、身体の向きを球にかえた時に、激しいめまいが1~2分くらい続く症状なの。特定位置に頭を動かすと起こるめまいで、とてもびっくりするけれど、危険な病気ではないわ。適切な治療をすると、嘘のように良くなるのよ。
良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症の症状
身体の向きを急激に変えた時に、1~2分位激しい回転性のめまいが起こるの。めまいが起こった姿勢を振り返ってみると、同じ頭の位置でめまいが起こっていることが分かるわ。めまいは、身体の向きを変えてから数秒後におこるの。何度も繰り返し同じ姿勢をとっていると、めまいが軽くなる減衰現象が起こるわ。
良性発作性頭位めまい症の原因
平衡感覚を判断する耳石器という期間には、耳石という小さな石がたくさん入っているの。身体の向きを変えた時にこの石の位置がずれるのね。それで体がどんな方向に動いたのか判断しているのよ。
この小さな石が、何らかの原因で剥がれ落ちて、三半規管の中に入り込んでしまうことで良性発作性頭位めまい症は起こるの。三半規管の中はリンパ液で満たされていて、リンパ液の流れで身体の動きを判断しているの。耳石が入り込むことによってリンパ液の流れが乱されてしまって、めまいが起こるのよ。
耳石がはがれてしまうのは、頭を激しくぶつけた衝撃や、中耳炎などの炎症、加齢が考えられるわ。病気で長期間横になっていた後も、起こりやすいわね。
良性発作性頭位めまい症の検査
耳石が入り込んだ場所を、頭位眼振検査や頭位変換眼振検査で判断するの。めまいが起こる頭位になると、眼球が突然振り子のように動くから、どこに耳石が入り込んでいるのかすぐにわかるのよ。
良性発作性頭位めまい症の治療
耳石が入り込んだ場所が分かったら、その耳石を取り除く治療が行われるの。手術とかではないのよ。理学療法で、特定の位置に体を動かして行って、耳石を三半規管の外に出すの。
たとえば、左耳の後半期間に耳石が入っていたとするわ。患者さんはまず、左側に頭を向けて横になるの。30秒くらいじっと姿勢を保つのよ。次に、反対向きの姿勢で横になってじっとしているの。この治療を何度か続けると、耳石が三半規管から出て行ってくれるの。そうすると、症状は嘘のようになくなるわ。
耳石を取り除く理学療法は、専門家の指導を受けないと効果的が出ないわ。ちゃんと病院に行って検査と治療を受けてね。
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