インフルエンザウイルスの種類
こんにちは、Dr.komakoです。
インフルエンザにはA、B、Cの3つの型に分類されるわ。A型のインフルエンザは抗原性の違いによってさらに細かい種類に分類されています。
インフルエンザウイルスの種類
インフルエンザウイルスの構造
インフルエンザは球状に近い形で、大きさは直径20~300nmよ。
インフルエンザウイルスには遺伝子であるRNAが8本あって、RNAに核たんぱく質(NP)とポリメラーゼがくっついているの。インフルエンザウイルスの表面はエンベロープという脂質の膜でおおわれているの。この膜に、ヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という2種類の突起がくっついているわ。
インフルエンザウイルスには、M2というイオンチャンネルがついているの。インフルエンザウイルスの内部と外部のイオンが通る水路のような役割をしているわ。
インフルエンザウイルスの一番内側の膜は膜たんぱく質(M1)といって、ウイルスの形状や内部のRNAを安定させる役割を持っているの。
インフルエンザウイルスの種類
インフルエンザウイルスは核たんぱく質(NP)と膜たんぱく質(M1)の抗原性の違いによってA型、B型、C型に分類されるの。
A型のウイルスは、HAとNAの抗原性の違いでさらに細かく分類されているわ。HAは15種類、NAは9種類あるの。そのなかで主に人から人に感染をおこすヒトウイルスはH1N1、H2N2、H3N2の3種類よ。過去に一過性に人に感染したことのあるウイルスはH5N1、とH9N2など11種類あるわ。
- H1N1型:スペイン風邪と呼ばれる型よ。1918年に世界的に大流行したスペイン風邪の直系の型になるわ。2009年に発生した新型インフルエンザもこの型が変異したものなの。
- H2N2型:アジア風邪と呼ばれる型よ。1957年に中国からトリインフルエンザが発生して、世界中に大流行を起こした型になるわ。
- H3N2型:香港風邪と呼ばれる型よ。H2N2型が進化して1968年に大流行を起こしたの。
A型のインフルエンザはもともとは鳥から発生しているものだと考えられているわ。A型のインフルエンザは人だけではなくて、水禽、家禽、豚、馬に感染するの。でも、各動物間で発生したウイルスは、原則的には他の動物には感染しないの。
でも、ヒトウイルスやトリウイルスが例外的に豚に感染することがあって、偶然豚の中でヒトウイルスとトリウイルスが出会ってしまうと新型のインフルエンザが発生する可能性があるのよ。
B型のインフルエンザウイルスは、人だけに感染するわ。C型のウイルスは、人と豚に感染するの。
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