今年のインフルエンザの流行時期は?症状は?
こんにちは、Dr.komakoです。
今年もインフルエンザが流行する時期がやってきたわ。2015年のインフルエンザの流行時期と、今年流行するインフルエンザの型を予測してみましょう。
今年のインフルエンザの流行時期は?症状は?
今年のインフルエンザの流行時期
インフルエンザの流行は、冬だという印象があるけれど、今年はもうすでに学級閉鎖が起こっているのよ。インフルエンザは秋ごろから感染する可能性があるの。
今年学級閉鎖が起こったのは、最も早いところで長野県の8月31日だったわ。9月の学級閉鎖数は11校よ。実は、この数は例年よりも少し少ないくらいなの。でも、発生開始の時期は例年よりも早いわね。
ただ、この時期は気温や湿度が高いから、まだ大規模な流行にはならないわ。インフルエンザが流行する時期は冬休みが終わったころからね。12月に少しずつ増え始めるけれど、冬休みに入って学生さんたちの接触頻度が少なくなると、流行はいったん落ち着くわ。
インフルエンザの感染が広がる場所は、狭い空間に人が集まっている場所よ。電車の中や、学校が最も危険ね。学校はインフルエンザウイルスにとって社交場と言ってもいい場所じゃないかしら。暖房で空気は乾燥しているし、密閉された場所に人が集まっていておしゃべりをしているわ。ドアや机など、ウイルスが潜む場所もたくさんあるわね。
今年もおそらく、本格的な流行は年明けからになると思うわ。でも、今からうがいや手洗いをして、感染対策をしましょう。
今年のインフルエンザの流行型
今年すでに検出されているのは、HA3亜型(A香港型)、H1N1/09型、B型よ。HA3亜型は去年も流行した方ね。去年は先にHA3亜型が流行して、その後B型が流行したわ。流行期間が長かったし、2回インフルエンザに罹った人も結構いたわね。H1A1/09型は、2009年に流行した新型インフルエンザよ。
ただ、インフルエンザウイルスは、少しずつ形を変えて行くの。今年本格的に流行する型を正確に予想するのは難しいわ。
今年のインフルエンザの症状
今のところ正確にどの型が流行するのか分からないから、現在検出されている型の症状を伝えておくわね。
- HA3亜型(A香港型):悪寒、発熱、筋肉痛、関節痛、頭痛、倦怠感、脱力感、鼻汁、咽頭痛、咳。高齢者がかかると重症化し、肺炎を起こす可能性がある。小児は痙攣やインフルエンザ脳症を発症することがある。
- H1N1/09型:発熱と咳が主症状で軽症であることが多い。
- B型:悪寒、発熱(微熱が続く、熱が出ないこともある)、全身倦怠感、脱力感、咳、咽頭痛、鼻汁、胃炎、下痢、嘔吐。症状は軽いが経過が長い傾向がある。一度治ってもぶり返す可能性もある。流行開始時期がA型よりも遅い傾向がある。
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