こんにちは、Dr.komakoです。
インフルエンザ予防には、過湿が有効よ。インフルエンザは湿度の高い環境では死滅してしまうの。空気中に漂っているウイルスは、湿度が高いと重たくなって地面に落ちてしまうわ。それに、湿度を保つと喉の粘膜の乾燥を防ぐこともできるわ。
インフルエンザは過湿で予防!過湿の3つの効果
インフルエンザウイルスを死滅させる効果
インフルエンザが流行するのは、たいてい冬よ。真夏にインフルエンザに罹ったというう話は多分聞いたことがないと思うわ。これには温度と湿度が関係しているの。
インフルエンザは生物の細胞に寄生することで生存することができるけれど、咳やくしゃみで生物の外に出たインフルエンザウイルスはあまり長い時間生存していることができないの。乾燥した低温の環境はインフルエンザウイルスにとっては過ごしやすくて、長い間活性化していられるわ。
逆に、高温であったり湿度が高い場所では、インフルエンザウイルスは生存することができなくなるの。20度から24度くらいの、人が過ごしやすい温度では、インフルエンザウイルスは生存することができるわ。これ以上暖房で室温を高くすると、人間が快適に過ごすことができないわ。
インフルエンザウイルスが活動しにくい環境をつくるのは、湿度をあげるのが一番効率的で現実的な方法よ。湿度を50%に上げると、ウイルスはほとんど生存できなくなるわ。
インフルエンザウイルスを浮遊させない効果
咳やくしゃみで飛び散ったインフルエンザウイルスの一部は細かい微粒子になって空気中を漂うわ。空気が乾燥していると、インフルエンザウイルスは軽々と空気中を漂い続けるの。
湿度が高いと、インフルエンザウイルスに水分がくっついて重たくなり、ウイルスは地面に落ちてしまうわ。地面に落ちたインフルエンザウイルスは、湿度が保たれていれば舞い上がることは無く、そのまま死滅してしまうわ。湿度を保つことで、インフルエンザの空気感染のリスクを減らすことができるわね。
喉の乾燥を防ぐ効果
のどや鼻の粘膜には、インフルエンザウイルスなど、外から入ってきた病原菌をキャッチして、水分と一緒に外に追い出す機能が備わっているの。粘膜が潤っていれば、湿度に弱いインフルエンザウイルスは細胞に届く前に不活性化して痰や鼻水として身体の外に追い出されてしまうわ。
でも、空気が乾燥していると、粘膜も乾いてしまってせっかく備わっている防御機能が十分働くことができなくて、インフルエンザウイルスが鼻の粘膜から細胞に入り込んでインフルエンザに感染してしまうの。
加湿器の選び方
加湿器にはいろいろな種類があるわ。どの種類にもメリットとデメリットがあるけど、大切なのは部屋の大きさにあった加湿機能を持つ加湿器を選ぶことよ。せっかく高機能の加湿器を選んでも、部屋の容量に比べて加湿機能が十分でなければ部屋の湿度をあげることはできないわ。
加湿器には次の種類があるわ。
- スチーム式(過湿式):即効性があり、パワーが強い。お手入れが簡単。高温になるためやけどに注意が必要。電気代がかかる。音が大きい。
- 気化式(スチームレス式):音が静かでやけどの心配が無く、電気代もかからない。パワーはスチーム式よりも弱い。定期的にお手入れしてあげる必要がある。
- 超音波式:価格が安く、おしゃれなデザインのものが多い。電気代もかからない。コンパクトで場所を選ばず音も静か。こまめにお手入れをしないと雑菌やカビが繁殖して部屋中に播き散らしてしまうことになる。
- ハイブリット式:他の加湿器の弱点をカバーした高機能な加湿器。価格は高いものが多い。電気代は気化式よりも高くなる。
加湿器はそれぞれの好みやライフスタイルにあったものを選んでね。小さなお子さんがいるのなら、スチーム式はやめておいた方がいいし、忙しい人に超音波式はお勧めできないわ。長い目で見ればハイブリット式のものがいいけど、お財布と相談が必要よね。
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